高卒でフェリシモに入れる?職種で違う学歴条件を確認

フェリシモの求人一覧で職種ごとの学歴要件を1件ずつ確認するイメージ

※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。

先に結論を書きます。編集部が2026年8月23日にフェリシモの採用ページに掲載されていた求人11件(正社員8件・契約社員3件)をすべて確認したところ、学歴要件が「高卒以上」と書かれていたのは物流部門スタッフの1件だけでした。残り10件は、いずれも「大学/短大/専門学校卒以上」です。

つまり、「高卒でフェリシモに入れますか」への答えは、入口はあります。ただし、いま開いているのは1つの職種だけですになります。

さらに、新卒にあたる「定期採用」の応募資格には高等学校が入っていません。列挙されているのは大学・短大・高専・専門学校・大学院です。一方でこの定期採用は既卒でも卒業後12年以内なら応募できるという珍しい設計になっています。年齢や既卒かどうかには相当広く開いているのに、学歴の線だけは専門・短大で引かれている——これがフェリシモの採用の形です。

この記事では、11件の求人の学歴要件を表にして示したうえで、その1件がどんな仕事でいくらなのか、初任給の表示額をどう読むべきか、そして応募前に確認する順番までを書きます。

結論:11件のうち、高卒以上と書かれているのは1件です

株式会社フェリシモは、毎月商品が届く定期便通販を中心とするダイレクトマーケティングの会社です。設立は1965年5月(現・株式会社フェリシモは2002年8月に分割設立)、本社は神戸市中央区新港町7番1号、東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、従業員数は686名(2026年2月末日現在)です(フェリシモ「会社情報」2026年8月23日確認)。

その採用ページに掲載されていた求人の学歴要件を、全件並べます。

職種 雇用形態 学歴要件(募集要項の記載)
物流部門スタッフ 正社員 高卒以上
「フェリシモパートナーズ」ECサイト運営担当者 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
財務部門における経理業務 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
WEB開発マネージャー 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
ミュージアム事業 企画運営職 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
カタログ制作スタッフ 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
人事採用スタッフ 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
事業企画・開発オープンポジション 正社員 大学/短大/専門学校卒以上
商品管理・調達アシスタント事務 契約社員 大学/短大/専門学校卒以上
総務部 労務スタッフ 契約社員 大学/短大/専門学校卒以上
食品もしくは化粧品の品質管理スタッフ 契約社員 大学/短大/専門学校卒以上

出典:フェリシモ「キャリア採用」「契約社員」の各募集要項。2026年8月23日に公式採用ページで全件確認。

読み取れることは3つです。

  1. 同じ会社でも、学歴要件は職種ごとに違います。「フェリシモは大卒以上」でも「フェリシモは学歴不問」でもありません。11件のうち1件だけが高卒以上です
  2. 雇用形態は関係ありません。契約社員の3件も、すべて「大学/短大/専門学校卒以上」です。正社員だから条件が厳しく、契約社員なら緩い、という関係にはなっていません
  3. その1件は、正社員の求人です。契約社員ではなく、正社員の物流部門スタッフに高卒以上と書かれています

採用する側で中途採用の書類選考に関わってきた立場から、1つ補足します。応募資格に書かれた学歴は、人事が一人ずつ読んで判断するものではありません。応募フォームの入力段階や、書類が担当部署に回る前の仕分けで機械的に処理されます。「会って話せばわかってもらえる」の手前で終わるのは、ここが理由です。だからこそ、どの求人が自分の学歴の範囲内にあるのかを、応募する前に1件ずつ確認する価値があります。

開いている1件は、どんな仕事でいくらか

物流部門スタッフの募集要項を、そのまま示します(2026年8月23日確認)。

項目 記載内容
雇用形態 正社員
学歴要件 高卒以上
必須の応募資格 「幅広い世代や立場の方と円滑にコミュニケーションをとることができ、チームで協力して業務を進めることができる方」「物流業界のこれからに興味があり、新しいことに前向きにチャレンジできる方」
歓迎される経験 「物流に関わる業務経験」「基本的なPC操作スキル」「現場スタッフを束ねるリーダーやプロジェクトマネージャーなどの経験」
給与 給与24.5万円/月〜。モデル給与(30代主任)理論年収4,544,000円〜5,164,000円(月給287,000円〜322,000円)
勤務地 エスパスフェリシモ(神戸市須磨区弥栄台2-7。総合運動公園駅から徒歩1分)
勤務時間 フレックスタイム制、所定労働時間8時間/日
休日 土・日・祝(土曜日の出勤は会社カレンダーによる)、年間休日115日(前年度実績)

必須要件に、実務経験の年数が入っていません。物流の経験・PC操作・リーダー経験は「歓迎」の側に置かれており、必須は学歴要件とコミュニケーション面の記述だけです。中途採用の求人では、必須要件に「実務経験◯年以上」が入っているために応募できない、というほうが多いので、この設計は入口が広い側です。

もう1つ注目すべきは、モデル給与が公表されていることです。30代主任で理論年収4,544,000円〜5,164,000円(月給287,000円〜322,000円)という数字が募集要項に書かれています。「何年目にいくらになるのか」が募集要項から読める会社は多くありません。入口の金額だけでなく、その先の目安まで出していること自体が、判断材料として使えます。

フェリシモの求人11件の学歴要件を並べた図。高卒以上は物流部門スタッフの1件のみであることを示す

定期採用は既卒12年以内まで開いています。ただし学歴の下限は動きません

フェリシモは、新卒採用という呼び方をしていません。同社の定期採用ページには「新卒の方も、第二新卒の方も、社会人経験者の方でも選考に参加していただける」と書かれています(2026年8月23日確認)。

その応募資格は次のとおりです。

「大学・短大・高専・専門学校・大学院を2028年3月に卒業見込みの方(学校・学部学科不問)」
「既卒の方(応募時点で 大学・短大・高専・専門学校・大学院を卒業後12年以内の方)」
「いずれも国籍は問いませんが、日本語で意思の疎通ができ、日本国内在住で神戸で勤務可能な方に限ります。」

「卒業後12年以内」は、既卒の枠としてはかなり広い設計です。多くの会社が「卒業後3年以内」を第二新卒の目安に置くなかで、12年という幅は例外的です。22歳で卒業した人なら34歳まで、20歳で短大を出た人なら32歳まで、この枠に入ります。

ところが、この枠に高等学校は入っていません。列挙されているのは大学・短大・高専・専門学校・大学院の5つです。初任給の欄も同じで、区分は次の2つだけです。

「(基本給) 大卒・院卒:245,000円、短大・専門・高専卒:225,000円」
「すべて住宅手当一律30,000円含む」

高校卒の行はありません。つまり定期採用は、年齢と職歴には広く開いているのに、学歴の線だけは専門・短大で引かれている構造です。編集部はここを、この会社の採用設計のいちばんの特徴だと見ています。

そして、初任給の読み方に注意点があります。表示されている245,000円・225,000円には、住宅手当一律30,000円が含まれると明記されています。差し引くと、大卒・院卒215,000円、短大・専門・高専卒195,000円という計算になります(編集部算出)。

「◯◯手当を含む」と書かれている場合は、その手当の中身と支給条件を必ず確認してください。住宅手当は、要件を満たさなくなれば止まることがある手当です。含んだ金額と、含まない金額のどちらで自分の生活を組み立てるかは、応募前に決めておく話になります。

額面を時間あたりに直すと、比べられるようになります

月給の額面だけを比べると、労働時間の設計が見えません。フェリシモの募集要項に書かれている条件から、所定内労働1時間あたりの単価を出しました。

計算の前提は、年間休日115日・所定労働時間8時間/日です。年間の所定労働日数は365日から115日を引いて250日、年間所定労働時間は250日×8時間=2,000時間。これを12で割ると、月あたり約166.7時間です。

対象 月給 時間あたり(編集部算出)
物流部門スタッフ(下限) 245,000円 約1,470円
モデル給与:30代主任(下限) 287,000円 約1,722円
モデル給与:30代主任(上限) 322,000円 約1,932円

計算:募集要項に記載された月給を、上記の月あたり所定労働時間166.7時間で割りました。編集部算出です。諸手当・時間外手当を含むかの明示は募集要項にないため、上記は「募集要項に記載された月給」をそのまま割った数字として読んでください。

この計算そのものを、読者に持ち帰ってほしいと編集部は考えています。やり方は決まっています。

  1. 求人票から年間休日1日の所定労働時間を取る
  2. (365日−年間休日)×1日の所定労働時間=年間所定労働時間
  3. 年間所定労働時間÷12=月あたり所定労働時間
  4. 月給÷月あたり所定労働時間=時間あたりの単価

年間休日が105日の会社と125日の会社では、同じ月給でも時間単価が約8%違います。額面が高く見える求人が、時間で割ると逆転することは珍しくありません。現職と比べるときも同じ計算をしてください。

求人票に学歴が書かれていない会社をどう扱うか

募集時に明示が義務づけられている項目の中に、学歴は入っていません。

労働者の募集にあたって労働条件を明示する義務は、職業安定法5条の3第1項が定めています。明示すべき事項の中身は、同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項が定めており、次の9項目です(2026年8月時点)。

  1. 従事すべき業務の内容(変更の範囲を含む)
  2. 契約期間
  3. 試みの使用期間
  4. 有期労働契約を更新する場合の基準
  5. 就業の場所(変更の範囲を含む)
  6. 始業終業の時刻・所定外労働の有無・休憩・休日
  7. 賃金の額
  8. 健康保険・厚生年金・労災保険・雇用保険の適用
  9. 雇用しようとする者の氏名又は名称 ほか

この中に学歴要件はありません。だから求人票を法律どおりに作っても、学歴をどう扱うかは書かれないままになります。ここから2つのことが言えます。

  • 「学歴不問と書いていないから応募できない」は成り立ちません。書く義務がない項目だからです
  • 「学歴不問と書いてあるから学歴を見ない」も成り立ちません。同じ理由です

学歴の壁は、求人票の外側にあります。その意味で、フェリシモのように全求人に学歴要件を明記している会社は、むしろ判定しやすい部類です。「高卒以上」が1件しかないのは気持ちのいい情報ではありませんが、11件を1件ずつ開けば、応募できる求人がどれかは30分でわかります。わからないまま応募して落ちるより、はるかに時間の節約になります。

求人票の法定明示9項目に学歴が含まれないことを示した図

高卒の読者にとって、この会社をどう位置づけるか

編集部が会社を評価する軸は、働きながら値札(市場価値)が上がるかどうかと、本人が決めた軸が満たされるかどうかの2つです。

物流の現場管理は、社外でも通用する経験が積み上がる仕事だと編集部は考えます。入出荷の波を読む、人員を配置する、作業手順を標準化する、誤出荷を減らす——このどれもが、他社の物流センター・生産管理・購買でそのまま話せる経験になります。募集要項が歓迎要件に「現場スタッフを束ねるリーダーやプロジェクトマネージャーなどの経験」を挙げているのは、現場の管理経験が評価される設計になっていることの裏返しです。

一方で、判断を保留する材料もあります。編集部は、この会社の平均年間給与を有価証券報告書の原典で確認できていません(PDFのため本作業環境で本文を取得できませんでした)。他社メディアの数値を引き写すことはしません。口コミについても、複数の情報源で同じ指摘が長期間繰り返されている事実を確認できていないため、評価の根拠にしていません。

勤務地は神戸に固定されています。定期採用は「神戸で勤務可能な方に限ります」と明記されており、物流部門スタッフの勤務地はエスパスフェリシモ(神戸市須磨区弥栄台)です。同社の事業所は本社(神戸市中央区)・エスパスフェリシモ(神戸市須磨区)・東京(渋谷)の3か所です(2026年8月23日確認)。転勤の有無は募集要項に記載が見当たりませんでした。推測はせず、確認方法を渡します。

2024年4月1日から、募集時に明示すべき事項に「就業の場所の変更の範囲」が追加されました。根拠は職業安定法5条の3第1項で、明示事項の中身は同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項3号です(2026年8月時点)。実際の求人票には「将来どこまで異動しうるか」が書かれているはずの欄があります。応募前に見るのはここです。

なお、産業ごとの定着の違いも押さえておく価値があります。高卒で就職した人の3年以内離職率は、小売業48.3%に対して製造業28.6%、調査産業計は37.9%です(厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より「新規高卒就職者の産業別離職状況」令和4年3月卒)。通販・小売の領域は、統計上は離職率が高い側に位置します。個社の話ではなく産業全体の傾向ですが、応募前に知っておいて損はありません。

学歴の差は、入口ではなく途中に出ます

「大学/短大/専門学校卒以上」という1行を見て検索をやめる前に、数字の全体像を置きます。

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」の学歴別の表(男女計・所定内給与額)は、次のとおりです。

年齢階級 高校卒 大学卒 差(編集部算出)
20〜24歳 225,200円 263,900円 38,700円
35〜39歳 296,600円 382,200円 85,600円
50〜54歳 335,100円(高校卒のピーク) 494,900円 159,800円
55〜59歳 332,100円 529,100円(大学卒のピーク) 197,000円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(2025年6月分の所定内給与額)。差の列は同表の数値から編集部が算出しました。

入口の差は38,700円ですが、55〜59歳では197,000円まで開きます。約5.1倍です(編集部算出)。高校卒の賃金は50〜54歳でピークを迎えて下がり始め、大学卒のピークは5年遅い55〜59歳です。「高卒は初任給が安い」ではなく「高卒は途中で止まる」が実データの姿です。

もう1つ、雇用形態の数字も置きます。前職が正社員以外だった転職者のうち、転職先で正社員になっているのは52.6%です(厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」表11。令和2年10月1日現在)。前職が正社員だった人の82.7%と比べると30.1ポイント低いものの(編集部算出)、「非正規から正社員」は例外的な移動ではありません。

学歴は書き換えられませんが、雇用形態と会社の規模は変えられます。止まっているのは学歴ではなく、いま身を置いている場所のほうだ——編集部はそう考えています。初任給の水準そのものは高卒初任給の実額推移をまとめた記事にまとめてあります。

応募する前にやること

1社の中でも求人ごとに条件が違います。会社単位ではなく、求人単位で判定してください。順番があります。

  1. 採用ページの求人を全件開いて、応募資格の学歴要件だけを書き出す。フェリシモの場合は11件のうち1件が「高卒以上」でした。この作業は30分で終わります
  2. 必須要件に実務経験の年数が入っているかを見る。学歴を満たしても、経験年数で外れることがあります
  3. 初任給・給与の表示に「◯◯手当を含む」の注記がないかを見る。含んでいるなら、その手当の中身と支給条件を確認します
  4. 月給を所定労働時間で割る。(365日−年間休日)×1日の所定労働時間÷12で割った時間単価で比べます
  5. 求人票の「就業の場所の変更の範囲」を見る。地理的な区切りがあるかを確認します

同じ確認手順を、本体に高卒の入口が無くグループ会社にあった会社に当てはめたのが共和電業の高卒採用と初任給を募集要項で確認した記事募集要項に高校卒の区分が無かった会社に当てはめたのがセガサミーの高卒採用を募集要項で確認した記事です。通販・EC領域では白鳩の採用について書いた記事もあります。実際に大手へ移った人がどの職種から動いたかは高卒で大手企業への転職を成功させた事例をまとめた記事にまとめました。

転職サービスの位置づけと、登録しなくていい人

先に構造を書きます。転職エージェント(有料職業紹介)の報酬は、紹介先の企業が支払う成功報酬です。求職者は原則として無料で使えます。書類添削・面接対策・相場のフィードバックは先払いで提供されるものなので、遠慮なく受け取って構いません。一方で、どの会社に行くか、いつ動くかの判断だけは自分で持ってください。提案される求人は「世の中の求人」ではなく、そのエージェントと契約している企業の在庫だからです。

入りたい会社のリストは自分で持ってください。フェリシモのように、同じ会社の中で1件だけ条件の違う求人が出ていることがあります。リストにある会社がエージェント経由で募集していなければ、公式の採用ページから直接応募すれば済みます。事業者が国の許可・届出を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。当サイトは、許可・届出を確認できない事業者を勧めません。

そのうえで、次に当てはまる人は、いま登録しなくて構いません。

  • 現職で経験を積み増している最中で、賃金にも労働時間にも不満がない人
  • 社内で異動・昇格の話が具体的に進んでいる人。先に結果を見てからで遅くありません
  • 何を最優先するかがまだ決まっていない人。収入か、時間か、場所か、人間関係か。ここが決まる前に求人を見ると、目についた条件に引っ張られます

「今すぐ登録しないと損」という書き方は使いません。今すぐかどうかは読者の都合であって、紹介する側の都合で決めることではないからです。

よくある質問

Q:高卒でフェリシモに入れますか?

編集部が2026年8月23日に確認した範囲では、募集中の求人11件のうち1件(物流部門スタッフ・正社員)の学歴要件が「高卒以上」でした。残り10件は正社員・契約社員のいずれも「大学/短大/専門学校卒以上」です。また、新卒にあたる定期採用の応募資格は「大学・短大・高専・専門学校・大学院」で、高等学校は入っていません。募集内容は更新されるため、応募前に公式の採用ページで最新の記載をご確認ください。

Q:高卒で応募できるのはどんな仕事ですか?

物流部門スタッフ(正社員)です。必須の応募資格は「高卒以上」に加えて、コミュニケーションとチーム作業に関する記述だけで、実務経験の年数は必須要件に入っていません。物流の業務経験・基本的なPC操作スキル・現場スタッフを束ねるリーダーやプロジェクトマネージャーの経験は「歓迎」に置かれています。勤務地はエスパスフェリシモ(神戸市須磨区弥栄台2-7)です(2026年8月23日確認)。

Q:フェリシモの初任給はいくらですか?

定期採用の募集要項に記載されている初任給は、大卒・院卒245,000円、短大・専門・高専卒225,000円です(2026年8月23日確認)。ただし「すべて住宅手当一律30,000円含む」と明記されています。差し引くと大卒・院卒215,000円、短大・専門・高専卒195,000円という計算になります(編集部算出)。高校卒の区分はこの表にありません。中途の物流部門スタッフは「給与24.5万円/月〜」で、モデル給与として30代主任の理論年収4,544,000円〜5,164,000円が併記されています。

Q:フェリシモに転勤はありますか?

募集要項に転勤の有無の記載は見当たりませんでした。確認できるのは勤務地と事業所で、定期採用は「神戸で勤務可能な方に限ります」と明記され、物流部門スタッフの勤務地はエスパスフェリシモ(神戸市須磨区弥栄台2-7)です。同社の事業所は本社(神戸市中央区)・エスパスフェリシモ(神戸市須磨区)・東京(渋谷)の3か所です。転勤の範囲は、実際の求人票の「就業の場所の変更の範囲」の欄で確認してください。2024年4月1日から明示が義務づけられた項目です(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項3号)。

Q:契約社員なら高卒でも応募できますか?

いいえ。編集部が確認した契約社員3件は、いずれも「大学/短大/専門学校卒以上」でした(商品管理・調達アシスタント事務、総務部 労務スタッフ、食品もしくは化粧品の品質管理スタッフ。2026年8月23日確認)。このケースでは、雇用形態を下げても学歴要件は緩みません。なお本記事はパート・アルバイト区分の募集は確認対象にしていません(正社員での移動を検討している読者を想定しているためです)。

まとめ

  • 募集中の求人11件のうち、学歴要件が「高卒以上」なのは物流部門スタッフ(正社員)の1件だけです。残り10件は正社員・契約社員のいずれも「大学/短大/専門学校卒以上」でした(2026年8月23日に公式採用ページで全件確認)
  • 定期採用の応募資格に高等学校は入っていません。列挙されているのは大学・短大・高専・専門学校・大学院で、初任給の区分も大卒・院卒と短大・専門・高専卒の2つだけです
  • 定期採用は「既卒:卒業後12年以内」まで開いています。年齢と職歴には広く、学歴の線だけが専門・短大で引かれている構造です
  • 初任給の表示額には住宅手当一律30,000円が含まれます。差し引くと大卒・院卒215,000円、短大・専門・高専卒195,000円です(編集部算出)
  • 月給は所定労働時間で割ってから比べてください。年間休日115日・所定労働時間8時間/日で計算すると、物流部門スタッフの下限24.5万円は時間あたり約1,470円になります(編集部算出)
  • 求人票の法定明示9項目に学歴は入っていません(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項)。だから「学歴不問と書いていない=応募不可」も「書いてある=学歴を見ない」も成り立ちません

編集部の結論を、軸ごとに書きます。物流・現場管理の経験を積みたい人には、応募を検討する価値があります。必須要件に実務経験の年数が入っておらず、モデル給与まで公表されているためです。収入を最優先するなら、入口の24.5万円だけで判断しないでください。時間あたりに直すと約1,470円で、モデル給与の30代主任でも約1,722円〜約1,932円です(編集部算出)。現職の時間単価と並べてから決める順番になります。勤務地が神戸に固定されている点は、動かせない条件として先に確認してください。現職で経験が積み上がっていて、賃金にも労働時間にも不満がない人は、いま動く必要はありません。

今日やることは1つです。気になっている会社の採用ページを開いて、求人を全件開き、応募資格の学歴要件だけを書き出してください。「この会社は大卒以上だから無理」と会社単位で切ると、フェリシモの物流部門スタッフのような1件を見落とします。判定の単位は会社ではなく求人です。

フェリシモの応募条件を他社と比較するための企業一覧で、ほかの企業の学歴要件も確認できます。

※本記事は一般的な情報提供であり、各社の採用方針・募集内容は変更されることがあります。応募を検討する場合は必ず各社の公式採用ページで最新の募集要項をご確認ください。個別の労働条件・制度の適用については、都道府県労働局・労働基準監督署・ハローワークなどの公的窓口へご確認ください。


参考・出典