中卒・高卒の転職

高卒の転職タイミング|求人が多い月・少ない月を3年度分で比較

在職中に、毎月同じ日に記録を付ける日をカレンダーに印しているイメージ
コロキャリア編集部

※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。

ハローワークの新規求人数は、令和5年度から7年度までの3年度とも、1月と10月に年度平均を上回りました(上回った幅は6.1〜10.8%。編集部算出)。8月・11月・12月は、3年度とも平均を下回っています。厚生労働省「一般職業紹介状況」の原数値(季節調整をしていない値)を年度ごとの平均と比べた結果で、新規学卒者向けの求人は含みません。

新規求人数とは、その月に新しく出された求人で、何人を採る予定かを合計した数です。月ごとの差は年度平均から上下およそ1割で、36か月のうち最も少ない月でも71万人を超えていました。求人の多い月と、就職が決まった件数の多い月も一致していません。

そのため、この記事は何月に動くかを1つに決めません。代わりに、在職中の準備に暦の月をどう使うかと、自分の職種の求人を毎月同じ条件で数える手順を書きます。在学中の高校生の就職活動は、この記事では取り上げていません。

新規求人数は3年度とも1月と10月が多く、8月・11月・12月が少なかった

年度ごとの平均を100に置くと、12か月のうち3年度そろって100を超えたのは、1月と10月の2か月だけでした。

月 令和5年度 令和6年度 令和7年度
4月 98.3 99.1 105.7
5月 97.4 100.0 98.9
6月 102.1 95.5 97.2
7月 97.3 101.7 104.9
8月 98.9 95.6 93.6
9月 100.2 97.3 98.3
10月 106.1 110.8 108.3
11月 96.2 96.8 90.5
12月 95.9 95.4 97.2
1月 106.4 109.4 109.0
2月 104.3 101.3 97.6
3月 97.1 97.2 98.9

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」参考統計表1(新規求人数・実数・パートタイムを含む)。令和5年度の各月と令和6年4月・5月は2025年1月31日公表の資料、それ以外は2026年4月28日公表の資料の値です。年度は4月から翌年3月までで(令和5年度=2023年4月〜2024年3月)、各月の値を年度平均で割って100を掛けた指数は編集部が算出しました。

1月と10月は、3年度とも年度平均を6.1〜10.8%上回りました。どちらが多いかは年度で入れ替わり、令和5年度と7年度は1月、令和6年度は10月が12か月で最も多い月です。

8月・11月・12月は、3年度とも平均を下回りました。表の中で下回った幅が最も大きいのは令和7年度の11月で、平均より9.5%少ない値です。3月も3年度とも100に届いていませんが、1月から12月で区切ると平均を上回る年があったため、少ない月には数えていません。

3年度で同じ形が出たことは、次の年度も同じになるという約束ではありません。この先の節で、数字の出どころと、どこまで読めるかを順に確かめます。

新規求人数の月ごとの指数を3年度分重ねた折れ線グラフ

使った系列は、新規学卒者を除く新規求人数の原数値です

新規求人数は、厚生労働省の用語の説明で「期間中に新たに受け付けた求人数(採用予定人員)」とされています。1件の求人で3人を採る予定なら、3と数える値です。

使ったのは参考統計表1の「新規学卒者を除きパートタイムを含む」全国の合計で、報道発表資料の第1表と同じ系列です。臨時・季節の求人も入っています。新規学卒者は、卒業した年の6月末日までにハローワークと学校が取り扱った人を指します。在学中の高校生に向けた求人は、学校とハローワークを通じた別の仕組みで扱われ、この系列の外にあります。

求人の数としてもう1つ使われる有効求人数は、前の月から出たままの求人に、その月の新規求人数を足した数です。この記事は、その月に新しく出た分の動きを見るため、新規求人数を使いました。

季節調整値ではなく、原数値を使っています。季節調整値は、毎年同じ時期にくり返す増減を取り除いた数字で、月の差を見たい場面で使うと、その差がすでに消えています。同じ資料の参考統計表4〜6が季節調整値で、この記事はそちらの数字を使っていません。

数えているのは、ハローワークが受け付けた求人だけです。民間の求人サイトや転職エージェント、会社の採用ページに出る求人は入っていません。

36か月分を足し直すと、年度平均の公表値と一致しました

次の表の36の値を年度ごとに足して12で割ると、資料の年度平均と四捨五入した値まで一致しました。

月 令和5年度 令和6年度 令和7年度
4月 841,292 821,872 839,759
5月 834,268 829,405 786,018
6月 873,826 791,867 771,856
7月 833,187 843,089 833,113
8月 847,171 792,456 743,628
9月 857,661 806,976 780,853
10月 908,504 919,114 860,362
11月 823,524 802,467 719,092
12月 821,016 790,791 772,097
1月 910,763 907,161 865,721
2月 892,822 840,398 775,124
3月 831,231 806,519 785,351
年度平均(公表値) 856,272 829,343 794,415

出典:同上・参考統計表1(単位は人。最下行は同じ表の年度平均)。

編集部は2026年9月28日、同じ月の値が版によって変わっていないかを突き合わせました。開いたのは、2024年1月30日・2025年1月31日・2026年1月30日・2026年4月28日・2026年8月28日に公表された5回分です。令和5年4月は、2024年1月30日公表の資料では841,369人、2025年1月31日公表の資料では841,292人で、77人違っていました。

月の値は後の資料で改定されることがあるため、どの月も最も新しい資料の値を使っています。照合したのは5回分の資料までで、それより前の版の改定は追っていません。

令和4年度は、2024年1月公表の月の値から出した平均(877,350人)が、2025年1月公表の年度平均(877,310人)と合いませんでした。新しい資料で月の値を確かめられないため、表から外しています。

年度平均は856,272人、829,343人、794,415人と、3年度続けて下がっています。年度をまたいで人数どうしを比べると、この下がり方が月の差に混ざるため、最初の節では年度ごとの平均を100に置きました。

暦年で数え直しても、1月・10月と8月・11月・12月の位置は同じでした

1月から12月までの暦年で平均を取り直しても、1月と10月は上位2か月に入り、8月・11月・12月は平均を下回りました。

月 2024年 2025年
1月 108.9 112.7
2月 106.8 104.4
3月 99.4 100.2
4月 98.3 104.3
5月 99.2 97.6
6月 94.7 95.9
7月 100.8 103.5
8月 94.8 92.4
9月 96.5 97.0
10月 109.9 106.9
11月 96.0 89.3
12月 94.6 95.9

出典:同上・参考統計表1。各月の値を、その年の平均を100として編集部が算出しました。年の平均(2024年836,071人・2025年805,071人)は、2026年1月30日公表の報道発表資料 第7表に載る年の平均(原数値の月平均値)と一致します。

変わったのは3月です。年度で見ると3年度とも平均を下回りましたが、2025年は100.2と、わずかに平均を上回りました。4月始まりで区切るか1月始まりで区切るかで、上下が入れ替わる月です。最初の節で3月を少ない月に含めなかったのは、このためです。

2月・4月・5月・6月・7月・9月も、年や年度によって平均の上にも下にも出ています。1月・10月・8月・11月・12月の5つを除く7か月は、区切り方しだいで位置が動く月だと読んでください。

1月と10月は、前の月より増え、次の月に減る「山」になっています

前の月との差で見ると、1月と10月は3年度とも前の月から増え、次の月には3年度とも減っていました。

前の月からの動き 令和5年度 令和6年度 令和7年度
9月→10月 +50,843 +112,138 +79,509
10月→11月 −84,980 −116,647 −141,270
12月→1月 +89,747 +116,370 +93,624
1月→2月 −17,941 −66,763 −90,597

出典:同上・参考統計表1の新規求人数から、前の月との差を編集部が算出しました(単位は人)。

表に入れていない8月から9月も、3年度とも増えていました。表の中で差が最も大きいのは令和7年度の10月から11月で、1か月で14万人余り減っています。

2つの山は形が違います。10月から11月の減り方は3年度とも9月から10月の増え方より大きく、1月から2月の減り方は3年度とも12月から1月の増え方より小さくなっています。月をまたぐ動きは多い年度で10万人を超えるので、自分の職種の記録を付けるときも、前の月との差を並べると山の位置をつかみやすくなります。

パートタイムを除いた求人でも、上と下に出た月は同じでした

パートタイムを除いた新規求人数(参考統計表2)でも、3年度とも10月と1月が12か月の上位2か月でした。パートタイムは、1週間の所定労働時間が、同じ事業所の通常の労働者より短い働き方を指す区分です。

月 令和5年度 令和6年度 令和7年度
10月 105.2 109.6 107.9
1月 104.0 106.5 106.1
3月 97.1 96.8 98.0
8月 98.8 97.7 95.4
11月 95.8 97.6 91.2
12月 98.1 95.9 97.4

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」参考統計表2(新規求人数・実数・パートタイムを除く。公表日は参考統計表1と同じ)。年度平均(520,333人・507,665人・488,593人)を100とした指数は編集部算出で、月の値を足し直して年度平均と一致することを確かめました。

パートタイムを除くと、10月は3年度とも12か月の中で1位でした。一方で令和7年度の1月は106.1で、3番目の7月(105.9)との差は0.2ポイントしかありません。上位2か月という読み方は、この程度の差の上に成り立っています。

3月・8月・11月・12月が3年度とも平均を下回った点も、パートタイムを含む数字と同じです。パートタイムを除いた求人にも期間を定めた契約や臨時・季節の求人が入っており、正社員の募集の数とは読めません。それでも、フルタイムの仕事を探している場合は、パートタイムを含む数字よりこちらのほうが近い目安になります。

求職の申し込みは4月に集まり、求人との比は4月がいちばん低くなります

新規求職申込件数(その月にハローワークが新しく受け付けた求職の申し込みの件数)は、3年度とも4月が12か月で最も多い月でした。

月 令和5年度 令和6年度 令和7年度
4月 133.5 141.3 139.4
5月 107.8 111.8 106.4
6月 97.7 91.8 94.8
7月 91.2 97.5 97.5
8月 93.1 86.4 87.3
9月 95.4 95.1 95.7
10月 100.8 102.7 101.3
11月 86.9 85.2 79.6
12月 78.8 78.8 81.0
1月 108.5 108.1 110.7
2月 104.4 98.3 99.0
3月 102.0 102.9 107.3

出典:同上・参考統計表1(新規求職申込件数)。年度平均(375,454件・367,389件・368,500件)を100とした指数は編集部算出です。12か月の和を12で割った値は、3年度とも年度平均と合っています。

4月の申し込みは年度平均の1.33〜1.41倍で、11月と12月は3年度とも少ない側の2か月でした。1月も3年度とも平均を上回り、求人と申し込みがそろって多い月です。

新規求人倍率は、新規求人数を新規求職申込件数で割った値です。申し込みが集まる4月は倍率が3年度とも12か月で最も低く(1.68倍・1.58倍・1.64倍)、最も高いのは3年度とも12月でした(2.78倍・2.73倍・2.59倍)。倍率が低い月は、新しく申し込んだ人1人あたりの新しい求人が少ない月で、求人そのものが少ない月とは限りません。

1月は、新しい求人が多い一方で、就職件数は少ない月でした

1月は新規求人数が多い月ですが、ハローワークの紹介による就職件数は、3年度とも年度の中で最も少ない月でした。就職件数は、求職を申し込んでいる人がハローワークの紹介で就職したことを、ハローワークが確かめた件数です。令和3年9月以降は、ハローワークインターネットサービスの求人に直接応募して決まった分なども含まれています。

月 令和5年度 令和6年度 令和7年度
4月 111.7 116.6 114.7
5月 106.2 111.9 107.0
6月 105.8 102.0 103.6
7月 92.1 99.4 99.7
8月 87.6 83.7 81.3
9月 97.3 94.2 98.1
10月 101.4 104.4 104.0
11月 93.8 91.5 86.1
12月 86.9 86.1 87.1
1月 77.7 78.5 81.1
2月 107.5 100.0 99.6
3月 131.9 131.8 137.7

出典:同上・参考統計表1(就職件数)。指数は、年度平均(100,674件・95,303件・91,235件)を100として編集部が算出しました。年度平均は月の値の和からの検算で一致しています。

就職件数が最も多いのは3年度とも3月で、次が4月でした。1月は新規求人数では3年度とも上位2か月に入るのに、仕事が決まる件数では最下位で、求人が多く出る月と決まる件数が多い月は重なっていません。8月も、就職件数が3年度とも少ない側の3番目までに入りました。

1月始まりの暦年では、2025年は8月(74,168件)が1月(74,800件)をわずかに下回りました。就職件数は決まった人の数で、申し込んだ人のうち何人が決まったかという割合ではありません。3月に多く1月に少ない理由まで、この資料は示していません。

求人・求職・就職件数の多い月と少ない月を12か月の暦に並べた模式図

職種・地域・学歴ごとの月の形は、全国の合計からは分かりません

ここまでの数字は全国のハローワークの合計で、職種も地域も学歴もまとめて数えています。自分の職種や住む県でも1月と10月に求人が増えるかどうかは、この合計からは言えません。

職業別の数字も毎月の資料に載っていますが、1回の公表で載るのはその月の分だけです。月の形を職種ごとに見るには12か月分の資料を並べ直す必要があり、この記事ではそこまでしていません。

都道府県別の数字は、報道発表資料では有効求人倍率の季節調整値として載っています。季節の増減を取り除いた値なので、県ごとの月の形を見る用途には使えません。

最終学歴についても、この記事で使った表は求人と求職を分けていません。どの経路で転職したかは学歴の区分によって順位が変わることがあり、ハローワーク経由が求人サイト経由を上回る学歴区分の調査もあります。

令和8年度(2026年4月から)の値も7月分まで公表されていますが、年度平均がまだ出ていないため、同じ物差しでは並べていません。4か月分だけで、その年度の形を語ることもしません。

在職中に暦を使うなら、自分の職種の求人を毎月同じ日に数える

全国の月の形を自分の転職に当てはめる前に、自分の職種の数字を毎月そろえて取っておくことを、編集部は勧めます。在職中のまま、次の4つで進められます。

  1. 数える場所と条件を1つに決める。ハローワークインターネットサービスでも、民間の求人サイトでも構いません。職種の言葉・通える範囲・雇用形態の3つを固定します。たとえば工場で設備の保全をしている人なら、「設備保全」「通勤60分以内」「正社員」のように決めます
  2. 毎月同じ日に、検索結果の件数を書き残す。表示される件数は、その日に出ている求人の合計です。この記事の新規求人数とは数え方が違うので、同じ条件の数字どうしだけを並べます。記録する欄は、日付・件数・前の月との差・その月の出来事の4つで足ります
  3. 3か月たったら、増えた月と減った月に印を付ける。件数が数件しかない職種では1件の出入りで形が変わって見えるため、通える範囲を少し広げます。1年分そろえば、自分の職種でも1月と10月に増えるかを全国の表と見比べられます
  4. 勤め先の予定を同じ暦に書き込む。繁忙期、賞与の支給月、交替勤務の休みの並びです。面接に出られる日がある月を、先に知っておくためです

自分の職種でも1月と10月に増える形が見えたら、その前の12月と9月までに職務経歴書を仕上げておくと、増えた月に応募を始められます。ただ、求人が多い月に応募を合わせても、決まりやすくなるとは限りません。求人の多い1月は就職件数では最下位で、申し込みが集まる4月は倍率がいちばん低い月でした。

動く月は、全国の暦ではなく、応募書類の準備と勤め先の予定がそろった月で決めてよい、と編集部は考えます。全国の表は、その月を選ぶ材料の1つにとどまります。

提示された額が届いたら、月とは別の物差しで比べます。提示された額を、いまの賃金を100とした比に直す手順が、そのやり方です。

暦の月のほかに、年齢と勤め続けた長さでも「時期」は区切れます

転職の時期は、暦の月だけでなく、年齢と、いまの会社に勤めた長さでも区切られます。この記事はそのどちらにも踏み込まず、それぞれを扱う記事に分けています。

年齢の区切りは、統計の年齢階級や「第二新卒」という呼び方と結びついています。「第二新卒」として募集されうる年齢帯の見立ては、20代の記事で統計と編集部の見方に分けて書きました。

勤め続けた長さのほうは、雇用保険や有給休暇のように、在籍した月数や年数で区切られる制度と結びついています。暦の月と違って起点が人ごとに違うため、全国の表とは別に、自分の入社日から数えた暦を持つことになります。

入社して1年に満たない場合は、この区切りが雇用保険の受給資格にも関わってきます。入社から何か月目かで扱いが分かれる制度の話で、その線を条文から確かめられます。

勤め続けた年数に応じて、休みの日数やお金が積み上がる仕組みもあります。2年目以降、年次ごとに増える有給休暇と退職金は、辞める前に数えておく材料になります。

ハローワークの外の求人の動きは、スカウトの件数を月ごとに記録して測る

月の数字を理由に申し込みを勧めれば申し込みは増え、そのぶん当サイトが受け取る広告料も増えます。この記事がどの月にも申し込みを勧めていないのは、その利害を記事の結論に入れないためです。

民間の転職サービスに届く求人が、ハローワークと同じ月の形で動くかどうかは、ここまでの統計では確かめられません。スカウトサービスに職務経歴を登録している場合は、届いた件数と職種を月ごとに書き留めると、民間の側の動きを自分の職種で測る材料になります。登録した経歴の書き方を変えた月は届き方も変わりうるので、その月には印を付けておきます。

スカウトを1社だけ定点に置く使い方は、スカウト・大手・特化型を1社ずつ併用する組み方の表にあります。転職エージェントの担当者と話す機会があれば、自分の職種で求人が増える月があるかを聞き、手元の記録と照らし合わせることもできます。

申し込みを見送ってよい読者

次のどれかに当たるなら、いまは記録を付けるだけで十分です。

  • 求人の多い月が近いことだけが、申し込む理由になっている人
  • 自分の職種の求人を、月をまたいで数えたことがない人
  • 繁忙期に入っていて、面接に出る時間を当面つくれない人

よくある質問

Q:高卒で転職するタイミングはいつがベストですか?

月で決まる最適な時期は、この記事で使った統計からは出てきません。使った表は学歴で分かれておらず、全学歴の合計でも、求人の多い1月は決まった件数が年度でいちばん少ない月です。自分の職種の求人を数え、応募書類と勤め先の予定がそろった月を候補にしてください。

Q:転職求人が1番多い時期はいつですか?

ハローワークの新規求人数では、1月と10月です。令和5〜7年度の3年度とも、この2か月が年度平均を上回りました。1位は年度で入れ替わり、令和5年度と7年度は1月、令和6年度は10月です。民間の求人サイトの求人は、この数に含まれていません。

Q:転職活動で1番多い時期はいつですか?

ハローワークで新しく求職を申し込んだ件数は、3年度とも12か月のうち4月が最多でした。年度平均の1.33〜1.41倍で、反対に11月と12月は3年度とも少ない側の2か月です。求人の増え方は申し込みほど大きくないため、新規求人倍率は4月が最も低くなりました。

Q:転職しちゃいけない時期はいつですか?

避けるべき月を示す数字は、この記事で使った統計の中には見当たりませんでした。求人が少ない8月・11月・12月でも、年度平均との差は1割以内でした。月より先に、繁忙期や賞与の支給月など、勤め先の予定を確かめてください。

Q:転職で中途採用されやすい時期はいつですか?

近い数字として、ハローワークの紹介で決まった就職件数があり、3年度とも3月が最多、1月が最少でした。3月は年度平均の1.32〜1.38倍、1月は0.78〜0.81倍です。ただし件数は決まった人の数で、応募した人のうち何人が決まったかという割合とは別物です。この件数だけで、決まりやすい月を言い当てることはできません。

まとめ

  • ハローワークの新規求人数は、令和5〜7年度の3年度とも1月と10月に年度平均を6.1〜10.8%上回りました(編集部算出)
  • 8月・11月・12月は3年度とも平均を下回り、暦年で区切り直しても同じでした。3月は区切り方で上下が入れ替わります
  • 月ごとの差は平均から上下およそ1割で、最も少ない令和7年度11月でも新規求人数は719,092人でした
  • 求職の申し込みは4月、就職件数は3月に最も多く、1月は求人が多い一方で就職件数が最も少ない月でした
  • 数字は全国・全職種・全学歴の合計で、ハローワーク以外の求人は対象外です

求人が増える月に応募を始めたい場合、自分の職種でも1月と10月に増えるかを記録で確かめ、その前の月までに職務経歴書を仕上げてください。

いまの職場の繁忙期と重ねたくない場合、全国の暦より先に、繁忙期と賞与の支給月を暦に書き込んでください。求人が少ない側の月でも、新しく出た求人は毎月70万人を超えていました。

今月のうちに、記録を付ける日を1日だけ決めてください。毎月その日に、自分の職種で出ている求人の数を書き残します。3か月分そろうと、全国の表にはない自分の職種の上がり下がりが見えはじめます。

※この記事は、厚生労働省の公的統計を読み解いた一般的な情報です。数値は2026年9月28日に編集部が原典で確かめたもので、一般職業紹介状況の過去の月の値は後から改定されることがあります。退職の時期や労働条件など個別の判断は、ハローワーク・都道府県労働局などの公的機関にご確認ください。


参考・出典

  • 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)について」(令和8年4月28日公表。参考統計表1〈一般職業紹介状況[実数](含パート)〉・参考統計表2〈同(除パート)〉=令和5〜7年度の年度平均と、令和6年6月〜令和8年3月の各月の新規求人数・新規求職申込件数・就職件数・新規求人倍率。表番号は各ページ下部の印字で確認。2026年9月28日に編集部がPDFを開いて確認): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72811.html (参考統計表のPDF: https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001695527.pdf )
  • 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について」(令和7年1月31日公表。参考統計表1・2=令和5年3月〜令和6年12月の各月と、令和3〜5年度の年度平均〈令和4年度の新規求人数877,310人を含む〉。同上): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49776.html (参考統計表のPDF: https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001389804.pdf )
  • 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年12月分及び令和7年分)について」(令和8年1月30日公表。報道発表資料 第7表 一般職業紹介状況(新規学卒者を除きパートタイムを含む)〈下部の印字12ページ。令和6年・7年の年の平均と四半期の平均。注1「数値は、原数値の月平均値である。」〉と、第1表〈参考統計表1と同じ系列であることの照合〉、1ページの注4〈令和3年9月以降の数値にオンライン上の求職登録や、ハローワークインターネットサービスの求人への直接応募による就職件数等を含む〉。同上): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_69302.html (報道発表資料のPDF: https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001642854.pdf )
  • 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年12月分及び令和5年分)について」(令和6年1月30日公表。参考統計表1の令和5年4月の新規求人数841,369人と、令和4年度の各月の値。版の違いの照合にだけ使用): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37525.html (参考統計表のPDF: https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001199181.pdf )
  • 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年7月分)について」(令和8年8月28日公表。令和7年度の各月の値が令和8年3月分と変わっていないことの照合と、令和8年4月〜7月の値〈年度平均が未公表のため本文の表には不使用〉): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75707.html (参考統計表のPDF: https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001741200.pdf )
  • 厚生労働省「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」用語の説明(新規求人数=期間中に新たに受け付けた求人数〈採用予定人員〉/月間有効求人数/新規求職申込件数/就職件数=有効求職者が安定所の紹介により就職したことを確認した件数/パートタイム/新規学卒者。2026年9月28日確認): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/ippan/detail/01.html
  • コロキャリア編集部の独自集計(2026年9月28日。いずれも上記の公表値から算出したもので、厚生労働省の公表値ではありません):①新規求人数・パートタイムを除く新規求人数・新規求職申込件数・就職件数の各月を、年度の平均を100とした指数 ②新規求人数を、2024年・2025年の年の平均を100とした指数 ③新規求人数の前の月との差 ④各系列の月の値の和と、年度平均・年の平均の照合 ⑤資料の版による月の値の違いの照合(令和5年4月の新規求人数841,369人→841,292人/令和4年度の月の値から出した平均877,350人と年度平均877,310人のずれ) ⑥新規求職申込件数・就職件数の特定の月と年度平均との比(1.33〜1.41倍・1.32〜1.38倍・0.78〜0.81倍)
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