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高卒で中部飼料に入れる?初任給の学歴区分と採用実績を確認

飼料メーカーの採用ページで高卒の初任給区分を確認するイメージ
コロキャリア編集部

※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。

先に結論を書きます。編集部が2026年8月23日に中部飼料株式会社の採用ページを確認したところ、初任給に「高校卒212,100円」の区分が実在しました。さらに同社がマイナビ2027に掲載している採用実績にも、高卒の人数が毎年計上されています。入口は、制度としても実績としてもあります。

ただし、そこで終わると判断を誤ります。同じ採用実績を3年並べると、高卒は2024年13名、2025年8名、2026年3名。同じ期間に大卒・高専は7名、9名、11名と動いています。入口はあるが、通っている人数は減っている——これが数字の示していることです。

この記事では、初任給の学歴区分と採用実績をそのまま示したうえで、高卒がどの職種に入るのか、勤務地はどこになるのか、中途で入る道はあるのかまで、一次情報で確認できた範囲だけを書きます。

訂正履歴

  • 2026年9月29日|見出し「求人票の学歴の記載は、法律が書かせているものではありません」:見出しの「求人票に学歴が書かれていない理由」を「求人票の学歴の記載は、法律が書かせているものではありません」に、本文の「学歴の壁は、求人票の外側にあります。」を「学歴の条件は、求人票に書かれていることも、書かれていないこともあります。」に修正しました。理由:法律が明示を義務づける事項に学歴が入っていないことから、求人票には学歴が書かれない、求人票からは学歴の扱いが読み取れない、と誤って一般化していました。明示の義務が無い点は正しいものの、ハローワークの求人票の書式には、学歴が「必須」か「不問」かを示す欄があります(ハローワーク「求人申込書の書き方」、ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」。2026年9月29日に編集部が確認)。
  • 2026年10月5日|見出し「職種によって、求人倍率は3倍以上違います」:見出しの「職種によって、求人の数は3倍以上違います」を「職種によって、求人倍率は3倍以上違います」に修正しました。理由:有効求人倍率(有効求人数を有効求職者数で割った値)の高低を、求人の数の多い少ないとして記載していました。倍率が低いことは、求人の数が少ないことを意味しません(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分)」参考統計表7-1。2026年10月2日に編集部が確認)。

結論:初任給の一番下に「高校卒」があります

中部飼料は、1949年3月設立、資本金47億3,600万円、従業員数は連結497名・単体435名(2025年3月)の飼料メーカーです。本社は愛知県名古屋市中区、事業内容は畜産・水産用配合飼料の製造販売および家畜診療業務、畜水産物の販売、有機入り配合肥料の製造販売で、グループ連結売上高は2,098億3,700万円(2025年3月期)です(2026年8月23日に公式サイトの企業情報で確認)。

採用ページに載っている初任給は、次のとおりです。

学歴区分 初任給
大学院卒 264,600円
大学卒 254,600円
高専卒 233,100円
短大・専門卒 220,600円
高校卒 212,100円

出典:中部飼料株式会社「採用情報」(2026年8月23日に公式採用ページで確認)。

5段の学歴区分が用意され、いちばん下が高校卒です。編集部がこの形を評価するのは、高校卒が「例外」ではなく給与テーブルの正規の1段として設計されていることがわかるからです。応募資格の文言は年度で変わりますが、初任給の学歴区分は社内の等級制度と結びついた数字です。区分があるということは、受け入れる運用が組まれているということです。

大学卒との差は42,500円。高専卒との差は21,000円です(編集部算出)。入口の時点で、学歴による差ははっきり付いています。

ただし、高卒の枠は3年で13名から3名に減っています

ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。

同社がマイナビ2027の企業ページに掲載している採用実績(人数)は、次のとおりです。

区分 2024年 2025年 2026年
大卒・高専 7名 9名 11名
高卒 13名 8名 3名

出典:マイナビ2027「中部飼料(株)の新卒採用・会社概要」採用実績(人数)欄(2026年8月23日確認。同ページは企業が掲載している情報です)。

2024年は高卒13名が大卒・高専7名を上回っていました。それが2026年には高卒3名、大卒・高専11名と、関係が逆転しています。3年で高卒は10名減り、大卒・高専は4名増えました(編集部算出)。

編集部はこの数字を、そのまま読みます。理由は公表されていないため、なぜ減ったのかは書けません。採用計画の変更なのか、応募が集まらなかったのか、職種構成が変わったのかは、この表からはわかりません。わかるのは、「高卒の入口はあるが、直近ほど狭い」という事実だけです。

この読み方は、応募の判断を変えます。制度があることと、枠が太いことは別だからです。同社を志望するなら、「今年度の高卒の採用予定人数」を、応募の前に人事へ直接確認する価値があります。公式ページには総務人事部 人事課の電話番号とメールアドレスが載っています(2026年8月23日確認)。

高卒と大卒・高専の採用人数が逆転を示した図

高卒がどの職種に入るのかは、募集要項に書かれていません

もう1つ、正直に書いておくべきことがあります。

同社の採用ページに並んでいる募集職種と対象学科は、次のとおりです(2026年8月23日確認)。

職種 対象学部・学科
企画提案営業職 全学部全学科
研究技術職 獣医・農学系学科
社内SE 全学部全学科
工場プラントエンジニア 工学・機械・電気系学科
事務職 全学部全学科

5職種すべてが「学部・学科」で書かれています。つまり大学・高専を前提にした表記です。初任給には高校卒の区分があるのに、職種の側には高卒向けの記載がありません。

編集部は、この不一致を推測で埋めません。高卒が入っている職種は、公開されている募集要項からは特定できませんでした。飼料工場での製造・品質管理の現業職である可能性は考えられますが、書かれていない以上、そう書くべきではありません。

これは応募の前に必ず聞く項目です。「高校卒の初任給区分がありますが、どの職種が対象ですか」——この一問で、自分が入れる仕事があるかどうかがはっきりします。同じように募集区分ごとに入口が違う会社の例として、日東富士製粉の技能職と総合職の学歴区分を比べた記事が参考になります。あちらは技能職の側に高卒の入口が明示されていました。

勤務地は全国。飼料工場は北海道から鹿児島まで

飼料メーカーで働く場合、勤務地の広さは無視できません。同社の拠点は次のとおりです(2026年8月23日に公式サイトで確認)。

  • 工場:北海道工場、釧路工場、八戸工場、鹿島工場、知多工場、水島工場、志布志工場、水産部静岡工場、肥料部武豊工場、肥料部神栖工場
  • 営業所:帯広、南東北、食肉開発営業部、水産部(名古屋・四国・九州)、鶏卵事業部(名古屋・関東・関西)、肥料部各営業所
  • 研究所等:大府研究所、加茂研究所、東北アンサーファーム、大分試験場

採用ページの勤務地は「本社および全国の工場・営業所・研究拠点」と書かれており、特定の拠点に限定する記載はありません。転居を伴う異動が無いとは書かれていない、ということです。

労働条件のうち公開されているものは、勤務時間8:30〜17:30(休憩60分)、年間休日123日(2026年)です。手当は通勤手当・こども手当・住宅手当・家賃補助・出張手当・時間外手当など、福利厚生は各種社会保険完備・独身寮・住宅資金貸付制度・従業員持株制度・退職金制度・財形貯蓄制度などが挙がっています(いずれも2026年8月23日確認)。

年間休日123日は、悪くない水準です。編集部が同時期に確認した設備工事会社が123日、製粉会社の技能職が116日でしたから、上のほうに位置します。ただし交替勤務の有無は採用ページに書かれていません。飼料工場の稼働形態によって実際の勤務は変わるため、ここも確認項目です。

中途採用は、募集要項が公開されていません

すでに働いている読者にとっては残念な結果です。同社の採用ページには、中途採用の募集要項がありません。書かれているのは「中途採用・その他採用に関する問い合わせ 総務人事部 人事課」の電話番号とメールアドレスだけです(2026年8月23日確認)。

したがって、職種・応募資格・学歴要件・給与のいずれも、公開情報からは確認できませんでした。当サイトは特定企業の求人情報を掲載しないため、求人サイト側の掲載内容も扱いません。中途で応募したい場合は、この窓口へ直接問い合わせてください。

その代わり、この会社については別の調べ方が使えます。労働施策総合推進法27条の2第1項は、常時雇用する労働者の数が300人を超える事業主に、中途採用比率の公表を義務づけています。同社の従業員数は単体435名(2025年3月)ですから、この基準を上回る規模です。公表の頻度と対象期間は同法施行規則9条の2第1項が「おおむね一年に一回以上、公表した日を明らかにして、直近の三事業年度について」と定めています。

編集部は今回、同社の中途採用比率の公表値を確認できませんでした。自社サイトか、厚生労働省の職場情報総合サイト「しょくばらぼ」に掲載されている可能性があります。中途がどれだけ入っている会社かは、口コミの体感より比率のほうが正確です。

求人票の学歴の記載は、法律が書かせているものではありません

募集時に明示が義務づけられている項目の中に、学歴は入っていません。労働者の募集にあたって労働条件を明示する義務は職業安定法5条の3第1項が定め、明示すべき事項の中身は同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項が定めています。業務内容(変更の範囲を含む)・契約期間・試みの使用期間・有期労働契約の更新基準・就業の場所(変更の範囲を含む)・始業終業の時刻等・賃金の額・社会保険と労働保険の適用・雇用しようとする者の氏名又は名称ほかです(2026年8月時点)。

この中に学歴要件はありません。だから「学歴不問と書いていないから応募できない」も「書いてあるから学歴を見ない」も成り立ちません。学歴の条件は、求人票に書かれていることも、書かれていないこともあります。

だからこそ編集部は、初任給テーブルの最下位区分を見ることを勧めています。同じ手順を別の会社に当てはめた例として、セガサミーの学歴条件を募集要項で確認した記事では最下位区分が専門・短大卒で高校卒の行が無く、共和電業の採用条件をグループ会社まで確認した記事では本体の外側に入口を探しています。手順は同じで、結果が違うだけです。

同じ飼料・畜産の分野では、日和産業の評判と年収をまとめた記事、秋川牧園の採用情報をまとめた記事、アクシーズの採用をまとめた記事も同じ手順で確認しています。穀物系ではニップンの採用条件をグループ会社まで確認した記事と鳥越製粉の初任給と福利厚生を確認した記事があります。1社で決めず、同業を数社まとめて見るほうが早く進みます。

食料品製造業という業界の、都合の悪い数字

業界の側の数字も、隠さずに出します。

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より「新規高卒就職者の産業別離職状況」(令和4年3月卒)によると、高卒で就職した人の41.6%は製造業に入り、その3年以内離職率は28.6%で、調査産業計の37.9%を9.3ポイント下回ります(構成比は編集部算出)。ここまでは製造業に有利な数字です。

ところが、飼料が属する食料品製造業は例外側です。同じ資料で食料品製造業の3年以内離職率は42.4%(就職者8,968人)。機械関係の22.1%(同24,789人)と比べると2倍近い開きがあり、調査産業計の37.9%も上回ります。「製造業は辞めにくい」という一般論は、食料品では成り立ちません。

理由は資料に書かれていないため断定しませんが、条件を先に確認する理由としては十分だと編集部は考えます。確認するのは、①交替勤務の有無と形(2交替か3交替か)②年間休日の実績値 ③異動の範囲(全国か地域限定か)の3点です。

一方で、高卒の側に有利な数字もあります。厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」第3表によると、在職者の平均勤続年数は、令和7年賃金構造基本統計調査の概況 第3表の5区分(高校・専門学校・高専短大・大学・大学院)の中では高校卒14.2年が最も長く、大学卒の12.2年を2.0年上回ります(差は編集部算出)。「高卒は定着しない」という語られ方と、実際に働いている人の勤続年数は逆を向いています。

学歴の差は、入口ではなく途中に出ます

高校卒212,100円という入口の数字を、生涯の側から見ておきます。

年齢階級 高校卒 大学卒 差(編集部算出)
20〜24歳 225,200円 263,900円 38,700円
40〜44歳 309,000円 425,300円 116,300円
50〜54歳 335,100円(高校卒のピーク) 494,900円 159,800円
55〜59歳 332,100円 529,100円(大学卒のピーク) 197,000円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(2025年6月分の所定内給与額)。差の列は編集部算出。

入口の差は38,700円ですが、55〜59歳では197,000円まで開きます。約5.1倍です(編集部算出)。高校卒の賃金は50〜54歳でピークを迎えて下がり始め、大学卒のピークは5年遅い55〜59歳です。高卒の不利は入口ではなく途中に出ます。

同じ調査から、性質の違う差をもう2つ取れます。学歴(大学卒−高校卒)の年齢計の差は99,100円、雇用形態(正社員−正社員以外)は117,100円、企業規模(大企業−小企業)は79,500円です(第3表・第6-1表・第4表。差はいずれも編集部算出。企業規模は常用労働者1,000人以上が大企業、10〜99人が小企業)。3つは別々の集計で母集団が重なるため足し算はできませんが、学歴の差と同じ規模の差が、自分で変えられる軸にもあることは読み取れます。

そして、その移動は例外ではありません。厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」表11によると、前職が正社員以外だった転職者のうち52.6%が、転職先で正社員になっています(令和2年10月1日現在)。前職が正社員だった人の82.7%と比べると30.1ポイント低いものの(編集部算出)、「非正規から正社員」は半数以上が達成している移動です。初任給の相場そのものは高卒初任給の実額推移をまとめた記事で確認できます。

職種によって、求人倍率は3倍以上違います

1社の可否より効くのは、どの職種で探すかです。厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和8年3月分の職業別有効求人倍率を並べます。

職業(大分類) 常用(パート含む) 常用(除パート)
職業計 1.10 1.17
生産工程従事者 1.57 1.70
輸送・機械運転従事者 2.08 2.25
運搬・清掃・包装等従事者 0.68 0.69
事務従事者 0.44 0.41

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和8年3月分・参考統計表7-1および参考統計表8-1(全国計)。

同じ時点でも、生産工程従事者1.57倍と事務従事者0.44倍で3.6倍の開きがあります(編集部算出、常用・パート含む)。飼料工場の製造に近い生産工程は平均より上、事務職は平均の半分以下です。「事務職に移りたい」という希望は、需給の面ではいちばん厳しい選択だと数字は示しています。

ただし有効求人倍率は、ハローワークに登録された有効求人数を有効求職者数で割った値であり、採用される確率ではありません。「人を集めにくい状態」の指標として使ってください。

もう1つ。同省「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、令和6年の入職者7,473,700人のうち転職入職者は4,920,000人で65.8%、新規学卒者は1,204,400人で16.1%です(構成比は編集部算出)。企業が1年間に受け入れる人の3分の2は転職者で、新卒は6分の1にすぎません。中途で動くことは例外的な選択ではない、ということです。

転職サービスの位置づけと、登録しなくていい人

先に構造を書きます。転職エージェント(有料職業紹介)の報酬は、紹介先の企業が支払う成功報酬です。求職者は原則として無料で使えます。書類添削・面接対策・相場のフィードバックは先払いで提供されるものなので、遠慮なく受け取って構いません。一方で、どの会社に行くか、いつ動くかの判断だけは自分で持ってください。提案される求人は「世の中の求人」ではなく、そのエージェントと契約している企業の在庫だからです。事業者が国の許可・届出を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。当サイトは、許可・届出を確認できない事業者を勧めません。

そのうえで、いまの職種の経験を積み増している最中で賃金にも労働時間にも不満がない人、社内で異動・昇格の話が具体的に進んでいる人、何を最優先するかがまだ決まっていない人は、いま登録しなくて構いません。実際に大手へ移った人がどの職種から動いたかは高卒で大手企業への転職を成功させた事例をまとめた記事にあります。

よくある質問

Q:高卒で中部飼料に就職できますか?

初任給に「高校卒212,100円」の区分があり、同社が掲載している採用実績にも高卒の人数が毎年計上されています(2026年8月23日確認)。制度としても実績としても入口はあります。ただし採用実績の高卒は2024年13名、2025年8名、2026年3名と減っており、同じ期間に大卒・高専は7名、9名、11名と増えています。今年度の採用予定は人事へ直接ご確認ください。募集要項は年度ごとに更新されます。

Q:中部飼料の高卒の初任給はいくらですか?

高校卒212,100円です(2026年8月23日に公式採用ページで確認)。同じ表の他の区分は、大学院卒264,600円、大学卒254,600円、高専卒233,100円、短大・専門卒220,600円です。大学卒との差は42,500円(編集部算出)。なお、この金額に何の手当が含まれるかは採用ページに記載がないため、手取りを比べたい場合は選考の過程で確認してください。

Q:高卒はどの職種で採用されますか?

公開されている募集要項からは特定できませんでした。採用ページに並ぶ5職種(企画提案営業職・研究技術職・社内SE・工場プラントエンジニア・事務職)は、いずれも「全学部全学科」「獣医・農学系学科」のように学部・学科で対象が書かれており、高卒向けの職種が明示されていません(2026年8月23日確認)。推測は書きません。総務人事部 人事課の窓口が公開されているので、「高校卒の対象職種はどれか」を直接確認するのが確実です。

Q:中途採用で応募できますか?

自社の採用ページに中途採用の募集要項が掲載されておらず、総務人事部 人事課の問い合わせ窓口(電話・メール)の案内だけがありました(2026年8月23日確認)。したがって職種・応募資格・学歴要件・給与は公開情報からは確認できません。中途で応募したい場合は、この窓口へ直接問い合わせるのが正規のルートです。

Q:中部飼料の平均年収はいくらですか?

編集部が確認できた一次情報の中に、平均年間給与の記載を見つけられませんでした。編集部は有価証券報告書の「従業員の状況」を確認できていません。転職口コミサイトの平均年収は孫引きになるため、当サイトでは扱いません。確認できているのは初任給(高校卒212,100円ほか)、勤務時間8:30〜17:30、年間休日123日(2026年)という制度面です(2026年8月23日確認)。

まとめ

  • 中部飼料の初任給に「高校卒212,100円」の区分があります(2026年8月23日に公式採用ページで確認)。5段の学歴区分のいちばん下として、正規に設計されています
  • 採用実績の高卒は2024年13名、2025年8名、2026年3名。同じ期間に大卒・高専は7名、9名、11名。入口はあるが、直近ほど狭いというのが数字の示すことです(マイナビ2027の同社掲載情報)
  • 高卒がどの職種に入るのかは、募集要項に書かれていません。5職種すべてが学部・学科で対象を書いています。応募前に人事へ確認すべき最重要の一問です
  • 中途採用は募集要項が公開されておらず、問い合わせ窓口のみ。職種・学歴要件・給与は公開情報から確認できませんでした
  • 勤務地は「本社および全国の工場・営業所・研究拠点」。飼料工場は北海道から鹿児島まで8か所あり、勤務地を限定する記載はありません。年間休日は123日(2026年)
  • 食料品製造業の高卒3年以内離職率は42.4%で、製造業平均28.6%を大きく上回ります(令和4年3月卒)。「製造業は辞めにくい」は食料品では成り立ちません

編集部の結論を、軸ごとに書きます。高卒の初任給区分があるという一点だけで応募を決めないでください。この会社について確かめるべきは、①今年度の高卒採用予定人数 ②高校卒が対象になる職種 ③勤務地の範囲と交替勤務の有無、の3つです。いずれも公開情報では埋まらず、人事に聞かないとわかりません。逆に言えば、この3つを聞ける状態にしてから動けば、判断は一度で済みます。現職で経験が積み上がっていて、賃金にも労働時間にも不満がない人は、いま動く必要はありません。

今日やることは1つです。気になっている会社の採用ページで、初任給の表と採用実績の人数の両方を見てください。区分があるかどうかと、実際に何人通っているかは、別の情報です。

中部飼料の応募条件を他社と比較するための企業一覧で、ほかの企業の学歴要件も確認できます。

※本記事は一般的な情報提供であり、各社の採用方針・募集内容は変更されることがあります。応募を検討する場合は必ず各社の公式採用ページで最新の募集要項をご確認ください。個別の労働条件・制度の適用については、都道府県労働局・労働基準監督署・ハローワークなどの公的窓口へご確認ください。


訂正履歴

  • 2026年9月29日|見出し「求人票の学歴の記載は、法律が書かせているものではありません」:見出しの「求人票に学歴が書かれていない理由」を「求人票の学歴の記載は、法律が書かせているものではありません」に、本文の「学歴の壁は、求人票の外側にあります。」を「学歴の条件は、求人票に書かれていることも、書かれていないこともあります。」に修正しました。理由:法律が明示を義務づける事項に学歴が入っていないことから、求人票には学歴が書かれない、求人票からは学歴の扱いが読み取れない、と誤って一般化していました。明示の義務が無い点は正しいものの、ハローワークの求人票の書式には、学歴が「必須」か「不問」かを示す欄があります(ハローワーク「求人申込書の書き方」、ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」。2026年9月29日に編集部が確認)。
  • 2026年9月29日|参考・出典:「令和8年3月分・参考統計表6および参考統計表7-2(職業別有効求人倍率)」を「令和8年3月分・参考統計表7-1および参考統計表8-1(職業別有効求人倍率)」に修正しました。見出し「職種によって、求人の数は3倍以上違います」の出典の注記の「参考統計表6および参考統計表7-2(全国計)」も「参考統計表7-1および参考統計表8-1(全国計)」に修正しました。理由:職業別の有効求人倍率を載せている表の番号を誤って記載していました。厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分)」の参考統計表では、職業別の有効求人倍率の表は参考統計表7-1(全国計 常用〈パート含む〉)と8-1(全国計 常用〈除パート〉)で、参考統計表6は一般職業紹介状況(季節調整値・パート)の表です(https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001695527.pdf 。2026年9月29日に編集部が表番号を確認)。参考統計表7-2は全国計 常用〈パート含む〉の対前年同月比・差の表です。
  • 2026年10月5日|見出し「中途採用は、募集要項が公開されていません」:「中途で応募したい場合は、この窓口へ直接問い合わせるのが唯一の正規ルートです。」を「中途で応募したい場合は、この窓口へ直接問い合わせてください。」に修正しました。理由:比べた範囲を示さずに「唯一の正規ルート」と書いていました。編集部が確認したのは、2026年8月23日時点の同社の採用ページに、中途採用の募集要項が無く、問い合わせ窓口が案内されていることだけです。
  • 2026年10月5日|見出し「食料品製造業という業界の、都合の悪い数字」:「在職者の平均勤続年数は高校卒14.2年が最も長く、」を「在職者の平均勤続年数は、令和7年賃金構造基本統計調査の概況 第3表の5区分(高校・専門学校・高専短大・大学・大学院)の中では高校卒14.2年が最も長く、」に修正しました。理由:比べた範囲を示さずに「最も長く」と書いていました。編集部が比べたのは、令和7年賃金構造基本統計調査の概況 第3表の5区分(高校・専門学校・高専短大・大学・大学院)だけです(同表に中学卒の列はありません。2026年10月2日に編集部が確認)。
  • 2026年10月5日|見出し「職種によって、求人倍率は3倍以上違います」:見出しの「職種によって、求人の数は3倍以上違います」を「職種によって、求人倍率は3倍以上違います」に修正しました。理由:有効求人倍率(有効求人数を有効求職者数で割った値)の高低を、求人の数の多い少ないとして記載していました。倍率が低いことは、求人の数が少ないことを意味しません(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分)」参考統計表7-1。2026年10月2日に編集部が確認)。
  • 2026年10月5日|見出し「求人票の学歴の記載は、法律が書かせているものではありません」:「雇用しようとする者の氏名又は名称ほかの9項目です」を「雇用しようとする者の氏名又は名称ほかです」に、「この9項目に学歴要件はありません。」を「この中に学歴要件はありません。」に修正しました。理由:職業安定法施行規則4条の2第3項が定める、募集時に明示すべき事項の数を誤って記載していました。同項の号は第1号から第9号までですが、第2号に枝番号が2つ(2号の2・2号の3)あるため、事項として数えると11になります(2026年9月24日に編集部がe-Gov法令APIで原文を確認)。明示すべき事項に学歴が入っていない点は変わりません。

参考・出典

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