クラレに高卒で入れる?本体とグループ会社の学歴条件

化学メーカーの募集要項で応募資格の学歴条件を確認するイメージ

※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。

先に結論を書きます。編集部が2026年8月23日に株式会社クラレの新卒募集要項を確認したところ、応募資格の学歴は「高専・大学・大学院等」で、高等学校はどこにも入っていませんでした。初任給の表も同じで、いちばん下の区分は「高専本科卒222,500円」です。本体には高校卒という欄そのものがありません。

ところが、グループ会社まで見ると答えが変わります。クラレプラスチックス株式会社の新卒募集要項は、応募資格を「大学、大学院、高等学校を2027年3月に卒業(修了)見込みの方」と書いており、初任給の表にも高校卒216,350円の行があります。

つまり「クラレに高卒で入れますか」への答えは、本体は入口なし、グループ会社には入口ありです。この記事では、両方の募集要項を並べて何がどう違うのかを示し、そのうえで三交替勤務の条件、中途採用の要件、化学業界の定着率まで書きます。

結論:本体に高校卒の区分は無く、グループ会社にはあります

編集部が確認したのは、株式会社クラレの新卒募集要項(技術系職種・事務系職種・FLコース)と、グループ会社2社の採用ページです。まず結果を並べます。

会社 応募資格に列挙されている学歴 初任給のいちばん下の区分
株式会社クラレ(技術系) 高専・大学・大学院等 高専本科卒 222,500円
株式会社クラレ(事務系) 大学・大学院等 (ページに記載なし)
クラレプラスチックス 大学・大学院・高等学校 高校卒 216,350円

出典:株式会社クラレ「技術系職種 新卒募集要項」「事務系職種 新卒募集要項」「FLコース募集要項」/クラレプラスチックス株式会社「新卒採用情報」。いずれも2026年8月23日に各社公式採用ページで確認。

読み取ってほしいのは、同じグループの中で入口の設計が違うということです。本体は学歴の下限が高専でそろっており、応募資格からも初任給テーブルからも高校卒が外れています。一方、製造を担うグループ会社は、応募資格の列挙に「高等学校」を明記し、金額まで公開しています。

編集部が初任給テーブルを重視する理由を書きます。応募資格の文言は年度ごとに書き換えられますが、初任給の学歴区分は社内の等級制度と結びついた数字です。区分が存在するかどうかは、その学歴を受け入れる運用があるかどうかを、文言よりも強く示します。

なお、グループ会社を確認したのはクラレプラスチックスとクラレトレーディングの2社です。クラレトレーディングは採用ページに学歴の記載がなく、判定できませんでした。「グループのどこにも/どこにでも高卒採用がある」とは断定しません。

クラレ本体:3コースとも学歴の下限は高専です

本体の新卒採用は、育成コースが2つに分かれています。全社的な基幹業務を担当する「ECコース(総合職採用)」と、事業所で専門分野を担う「FLコース(事業所新卒採用)」です。FLコースは公式ページで「担当業務・領域における基礎から専門的な知識・技能に基づき業務を着実に遂行し、事業を支えることを求められるコース」「現場のリーダー候補としての活躍が期待」と説明されています(2026年8月23日確認)。

募集要項に書かれている対象学歴は次のとおりです。

  • 総合職:博士了、修士了、学部卒、高専専攻科卒
  • エリア総合職:修士了、学部卒、高専専攻科卒
  • エリア職:修士了、学部卒、高専本科卒

応募資格の原文は、技術系職種が「2027年3月末までに国内外の高専・大学・大学院等を卒業・修了予定の方」、事務系職種が「2028年3月末までに国内外の大学・大学院等を卒業・修了予定の方」です。技術系には高専が入り、事務系には高専すら入っていません。どちらにも高等学校はありません。

FLコースの初任給は、修士了258,500円、学部卒・高専専攻科卒242,600円、高専本科卒222,500円です。このいちばん下の222,500円が、クラレ本体の給与テーブルの入口ということになります。

「現場のリーダー候補」を育てるコースであっても、その入口は高専に置かれている——ここがこの会社の設計です。同じ構造は他の大手にもあります。本体の募集要項では入口が見つからないのにグループ会社にはあった実例は、共和電業の学歴条件を確認した記事にまとめました。

FLコースの中身は三交替勤務。年間休日は109日です

入口の話だけで終わらせないために、FLコースの労働条件も書いておきます。すでに交替勤務で働いている読者には、比較の材料になるはずです(いずれも2026年8月23日確認)。

項目 記載内容
募集職種 研究開発、技術開発、生産管理、発電設備(ユーティリティ全般)管理、エンジニアリング、総務、環境安全
勤務地 岡山事業所、倉敷事業所、西条事業所、新潟事業所、鹿島事業所、鶴海事業所
転勤 「キャリアステップにより他事業所への転勤の可能性あり」
勤務時間 日勤8:00〜16:45/三交替【朝勤】8:00〜16:15【夕勤】16:00〜24:15【夜勤】24:00〜8:15
年間休日 完全週休2日制・祝日・年末年始など120日、有給休暇最高20日。3交替勤務は109日
手当・賞与 通勤手当、家族手当、住宅手当、交替勤務手当ほか。昇給年1回(4月)、賞与年2回(4月、10月)

注目してほしいのは、年間休日が勤務形態で分かれていることです。日勤は120日、3交替勤務は109日。11日の差が、募集要項の段階で明示されています。交替勤務手当が別途あることも明記されています。ここまで書いている募集要項は多くありません。条件を隠さずに出している会社だと編集部は評価します。

クラレ本体とグループ会社の初任給の学歴区分を比べた図。本体には高校卒の区分がなく、グループ会社にはあることを示す

グループ会社の募集要項には「高等学校」が入っています

ここが本記事の核心です。クラレプラスチックス株式会社は、ゴム・化成品ホース類、フィルム・ラミネート製品、高機能コンパウンドの製造と販売を行うクラレのグループ会社です。新卒募集要項の記載を並べます。

項目 記載内容
応募資格 「大学、大学院、高等学校を2027年3月に卒業(修了)見込みの方」(既卒者も対象)
初任給 修士了248,350円/大学卒238,350円/高校卒216,350円
募集職種 1)商品開発・品質管理 2)生産実務・生産管理
勤務地 伊吹工場(岐阜)
年間休日 120日(2026年度)

出典:クラレプラスチックス株式会社「新卒採用情報」(2026年8月23日確認)。

大学卒238,350円と高校卒216,350円の差は22,000円(編集部算出)。学歴による入口の段差は2万円台です。

中途採用も見ておきます。同社のキャリア採用ページには、募集職種として商品開発・品質管理・生産設備保全が挙がっており、給与は月給195,850円〜323,850円、勤務地は伊吹工場(岐阜)、年間休日120日(完全週休2日制)、勤務時間8:00〜16:45(実働7時間45分)、昇給年1回・賞与年2回(約2ヶ月/回)と記載されています。応募資格に学歴要件の記載はありませんでした(2026年8月23日確認)。

生産設備保全という職種は、工場で保全や設備管理をしてきた人の経験がそのまま接続する枠です。本体の募集要項だけを見て「クラレは大卒以上」と結論を出していたら、この求人には辿り着きません。

事業所キャリア採用は、学歴と専攻が要件に書かれています

一方、クラレ本体の中途採用は要件がはっきりしています。編集部が2026年8月23日に確認した時点で、事業所キャリア採用の掲載は11件でした。11件すべてがエンジニアリング・設計・設備管理の職種で、生産オペレーターや技能職の募集は含まれていません。代表的な2件の要件を書き出します。

求人 学歴・専攻の要件 給与・条件
【鹿島】化学プラント設備管理担当 「高専/大学/大学院で機械系もしくは化学工学系の学問を専攻」+「設備維持管理もしくは化学プラント設計に関する業務経験」 月給280,000円〜/賞与年2回(直近実績 年間5.85ヶ月)/年間休日121日/「転勤は原則ありません」
【岡山】生産設備の設計・設備管理(保全)担当 「大卒以上」+機械工学または化学工学系、もしくは設備管理・保全の経験 月給240,100円〜(参考値:高専卒240,100円〜、大学卒260,200円〜、修士卒277,200円〜)/年間休日120〜122日/「原則として転勤はございません」

本体の中途採用は、学歴と専攻の両方で要件を書いています。新卒の応募資格と同じく、下限は高専です。ここは正直に書きます。現場の実務経験があっても、学歴要件が明示されている以上、書類の段階で外れる可能性があります。

なお、「転勤は原則ありません」と明記されている点は評価できます。勤務地が固定されるかどうかは、賃金と同じくらい生活を左右する条件です。求人票でここが明記されている会社は、そう多くありません。

求人票に学歴が書かれないから、グループ会社まで見る意味がある

募集時に明示が義務づけられている項目の中に、学歴は入っていません。この構造を知っておくと、探し方が変わります。

労働者の募集にあたって労働条件を明示する義務は職業安定法5条の3第1項が定め、明示すべき事項の中身は同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項が定めています。業務内容(変更の範囲を含む)・契約期間・試みの使用期間・有期契約の更新基準・就業の場所(変更の範囲を含む)・始業終業の時刻等・賃金の額・社会保険と労働保険の適用・雇用しようとする者の氏名又は名称ほかの9項目です(2026年8月時点)。

この9項目に学歴要件はありません。だから「学歴不問と書いていないから応募できない」も「書いてあるから学歴を見ない」も成り立ちません。学歴の壁は求人票の外側にあり、読者からは見えないのが原則です。

だからこそ、クラレのように学歴区分を金額つきで公開している会社は判定しやすく、そして「本体で判定して終わりにしない」ことに意味が出ます。同じブランド、同じ製品群を扱っていても、製造の実務を担う会社は高校卒の区分を持っていることがある——今回の確認結果はその実例です。

企業側のデータで確かめる方法もあります。労働施策総合推進法27条の2第1項は、常時雇用する労働者の数が300人を超える事業主に、中途採用比率の公表を義務づけています(公表の頻度と対象期間は同法施行規則9条の2第1項が「おおむね一年に一回以上、公表した日を明らかにして、直近の三事業年度について」と定めています)。厚生労働省の「しょくばらぼ」でも検索できます。

数字で見る:化学は辞めにくく、学歴差は途中に出ます

化学業界を検討する価値を、数字で書きます。厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」の産業別集計(令和4年3月卒)から、高卒就職者の3年以内離職率を抜き出します。

区分 高卒就職者数 3年以内離職率
電気・ガス・熱供給・水道業 1,096人 14.7%
化学工業、石油製品・石炭製品製造業 4,781人 20.7%
機械関係 24,789人 22.1%
製造業 計 57,193人 28.6%
調査産業計 137,458人 37.9%
宿泊業,飲食サービス業 5,690人 64.7%

出典:厚生労働省「新規高卒就職者の産業別離職状況」(令和4年3月卒)。

化学工業の20.7%は、製造業の平均28.6%より7.9ポイント低く、調査産業計37.9%とは17.2ポイント差です(編集部算出)。高卒で入った人が辞めにくい産業の上位に入ります。学歴の差(中学卒54.1%−大学卒33.8%=20.3ポイント)より、産業の差(14.7%〜64.7%=50.0ポイント)のほうが大きい——どの学歴で入るかより、どの産業に入るかのほうが、3年後にそこにいるかどうかを強く左右しています。

一方、賃金のほうは学歴差が効きます。「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」の学歴別の表(男女計・所定内給与額)です。

年齢階級 高校卒 大学卒 差(編集部算出)
20〜24歳 225,200円 263,900円 38,700円
40〜44歳 309,000円 425,300円 116,300円
55〜59歳 332,100円 529,100円(大学卒のピーク) 197,000円

出典:同概況(3)学歴別にみた賃金・第3表(2025年6月分)。高校卒のピークは50〜54歳の335,100円で、大学卒より5年早く止まります。

入口の38,700円が55〜59歳では197,000円まで開きます。約5.1倍です(編集部算出)。不利は入口ではなく途中に出ます。ただし、同じ調査の年齢計で見ると、学歴の差99,100円に対し、雇用形態の差は117,100円、企業規模の差は79,500円です(第3表・第6-1表・第4表、いずれも編集部算出。企業規模は常用労働者1,000人以上が大企業、10〜99人が小企業)。3つは母集団が重なる別集計なので足し算はできませんが、学歴と同じ規模の差が、自分で動かせる軸にも存在しています。初任給の相場は高卒初任給の実額推移で確認できます。

では、どこを見ればいいのか

「高卒で応募できると書いてある会社」を、自分で数えるところから始めてください。順番があります。

  1. 募集要項の応募資格を、学歴の列挙で読む。「大卒以上」ではなく、学歴が並べて書かれているかを見ます。並んでいて高等学校が入っていれば、入口はあります
  2. 初任給の表のいちばん下の区分を見る。高校卒の行があるかどうかで、給与テーブルに入口が用意されているかが読めます
  3. 本体で終わらせず、グループ会社の募集要項まで見にいく。今回のクラレがまさにこの型でした。製造の実務を担う会社ほど、高校卒の区分を持っている可能性があります
  4. 中途採用比率を調べる。300人を超える事業主なら公表されています(労働施策総合推進法27条の2第1項)

母集団を広げる先として、製造業は押さえておく価値があります。高卒で就職した人の41.6%は製造業に入り、その3年以内離職率は28.6%で調査産業計より9.3ポイント低いという構造だからです(厚生労働省「新規高卒就職者の産業別離職状況」令和4年3月卒。構成比は編集部算出)。高卒の入口が実際に開いている大手の例は高卒で三菱重工に就職する全知識|年収・出世・倍率高卒からトヨタは勝ち組?リアル年収・出世・将来性で扱っています。実際に移った人の職種は高卒で大手企業への転職を成功させた事例まとめにまとめました。

転職サービスの位置づけと、登録しなくていい人

先に構造を書きます。転職エージェント(有料職業紹介)の報酬は、紹介先の企業が支払う成功報酬です。求職者は原則として無料で使えます。書類添削・面接対策・相場のフィードバックは先払いで提供されるものなので、遠慮なく受け取って構いません。一方で、どの会社に行くか、いつ動くかの判断だけは自分で持ってください。提案される求人は「世の中の求人」ではなく、そのエージェントと契約している企業の在庫だからです。事業者が国の許可・届出を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。当サイトは、許可・届出を確認できない事業者を勧めません。

そのうえで、現職で経験が積み上がっていて、賃金にも労働時間にも不満がない人は、いま登録しなくて構いません。社内で異動・昇格の話が具体的に進んでいる人も、先に結果を見てからで遅くありません。

よくある質問

Q:高卒でクラレに就職できますか?

編集部が2026年8月23日に確認した範囲では、株式会社クラレ本体の新卒募集要項に高校卒の応募資格・初任給区分はありませんでした。応募資格は技術系が「高専・大学・大学院等」、事務系が「大学・大学院等」で、初任給の最下限は高専本科卒222,500円です。一方、グループ会社のクラレプラスチックス株式会社は応募資格に「高等学校」を明記し、高校卒216,350円の初任給を公開しています。募集要項は年度ごとに更新されるため、各社の公式採用ページで最新の記載をご確認ください。

Q:クラレに学歴フィルターはありますか?

大学名による選別があるかどうかは、編集部には確認できません。一方で、応募資格の学歴の列挙は公開されており、そこに高等学校が入っていないことは確認できます。事業所キャリア採用でも「高専/大学/大学院で機械系もしくは化学工学系の学問を専攻」「大卒以上」といった要件が明記されていました(2026年8月23日確認)。この会社は学歴の扱いを隠していない、というのが編集部の見方です。

Q:クラレプラスチックスは中途でも高卒で応募できますか?

同社のキャリア採用ページには、応募資格の学歴要件の記載がありませんでした(2026年8月23日確認)。募集職種は商品開発・品質管理・生産設備保全で、給与は月給195,850円〜323,850円、勤務地は伊吹工場(岐阜)です。学歴要件が書かれていないことは「学歴を見ない」という意味ではありません(求人票の法定明示事項に学歴は含まれないため)。最新の募集内容は公式ページでご確認ください。

Q:三交替勤務だと休みは減りますか?

クラレのFLコースの募集要項では、年間休日が日勤120日、3交替勤務109日と分けて記載されています(2026年8月23日確認)。差は11日です。あわせて交替勤務手当の記載もあります。勤務形態で休日数が変わることを募集要項の段階で明示している点は、条件を比較するうえで扱いやすい書き方だと編集部は考えます。

Q:クラレの工場はどこにありますか。転勤はありますか?

FLコース(事業所新卒採用)の勤務地として、岡山事業所(岡山県岡山市)・倉敷事業所(岡山県倉敷市)・西条事業所(愛媛県西条市)・新潟事業所(新潟県胎内市)・鹿島事業所(茨城県神栖市)・鶴海事業所(岡山県備前市)の6か所が挙がっています(2026年8月23日確認)。転勤については「キャリアステップにより他事業所への転勤の可能性あり」と記載されています。一方、事業所キャリア採用の求人には「転勤は原則ありません」「原則として転勤はございません」と明記されているものがありました。新卒と中途で転勤の前提が違う点に注意してください。

Q:化学メーカーは働き続けやすいですか?

産業全体の統計では、化学工業、石油製品・石炭製品製造業の高卒3年以内離職率は20.7%で、製造業計28.6%より7.9ポイント低く、調査産業計37.9%とは17.2ポイントの差があります(厚生労働省「新規高卒就職者の産業別離職状況」令和4年3月卒。差は編集部算出)。ただしこれは産業平均であり、特定の会社の数字ではありません。個別の会社を見るときは、年間休日・勤務形態・転勤の範囲を募集要項で確認してください。

まとめ

  • 株式会社クラレ本体の新卒募集要項に、高校卒の応募資格・初任給区分はありません(2026年8月23日に公式採用ページで確認)。応募資格は技術系「高専・大学・大学院等」、事務系「大学・大学院等」で、初任給の最下限は高専本科卒222,500円です
  • 総合職・エリア総合職・エリア職の3コースとも、対象学歴の下限は高専です。「現場のリーダー候補」を育てるFLコースも同じです
  • グループ会社のクラレプラスチックス株式会社は、応募資格に「高等学校」を明記し、初任給表に高校卒216,350円の行を載せています。大学卒238,350円との差は22,000円(編集部算出)。募集職種は商品開発・品質管理と生産実務・生産管理、勤務地は伊吹工場(岐阜)です
  • 本体の事業所キャリア採用11件は、すべてエンジニアリング・設計・設備管理の職種で、学歴と専攻が要件に明記されていました。一方「転勤は原則ありません」と勤務地の固定も明記されています
  • 求人票の法定明示9項目に学歴は入っていません(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項)。だから学歴区分を金額つきで公開している会社は、判定しやすい部類です
  • 化学工業の高卒3年以内離職率は20.7%で、製造業計28.6%・調査産業計37.9%より低い水準です(令和4年3月卒)

編集部の結論です。「クラレは大卒以上」で調べるのをやめると、入口を1つ見落とします。本体の募集要項で判定できるのは本体のことだけです。製造の実務を担うグループ会社まで見ると、高校卒の区分が金額つきで存在していました。この手順は、他の大手メーカーを調べるときにもそのまま使えます。

今日やることは1つです。気になっている会社の名前で「グループ会社 採用」まで検索して、募集要項の応募資格と初任給の表を開いてください。本体で閉じているように見えた入口が、1つ下の階層で開いていることがあります。

クラレの応募条件を他社と比較するための企業一覧で、ほかの企業の学歴要件も確認できます。

※本記事は一般的な情報提供であり、各社の採用方針・募集内容は変更されることがあります。応募を検討する場合は必ず各社の公式採用ページで最新の募集要項をご確認ください。個別の労働条件・制度の適用については、都道府県労働局・労働基準監督署・ハローワークなどの公的窓口へご確認ください。


参考・出典