※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。
先に結論を書きます。編集部が2026年8月23日にセーラー広告株式会社のキャリア採用ページを確認したところ、掲載されていた6職種のすべてで、応募資格に学歴の記載がありませんでした。代わりに書かれていたのは「法人営業経験」「日商簿記3級以上取得および経理業務経験者」「現場管理、施工図の設計経験者、CADの知識・経験」といった、経験と検定の条件です。
ただし「学歴要件の記載がない」と「高卒可」は同じではありません。この記事では、その差をどう埋めるかを書きます。要件が経験と検定で書かれているということは、学歴の代わりに何を出せばいいかが、求人票に明記されているということでもあるからです。
そのうえで正直に書いておきます。新卒側については、応募資格も初任給も採用サイトに掲載されておらず、編集部は学歴条件を確認できませんでした。確認できたことと、できなかったことを分けて示します。
結論:キャリア採用6職種のすべてに、学歴要件の記載がありません
編集部が確認したのは、同社公式採用サイトのキャリア採用ページと新卒採用ページです。2026年8月23日時点の掲載内容を、必須条件と提出書類ごとに並べます。
| 職種 | 必須条件 | 学歴要件 | 提出書類 | 募集エリア |
|---|---|---|---|---|
| 営業 | 法人営業経験 | 記載なし | 履歴書・職務経歴書 | 各拠点 |
| デジタルマーケター | デジタルマーケティングに関わる経験 | 記載なし | 履歴書・職務経歴書 | 高松 |
| プランナー | なし | 記載なし | 履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ | 高松・松山・岡山 |
| デザイナー | なし | 記載なし | 履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ | 高松・松山・岡山 |
| アーキテクトデザイナー | 現場管理、施工図の設計経験者、CADの知識・経験 | 記載なし | 履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ | 高松 |
| 事務(経理) | 日商簿記3級以上取得および経理業務経験者 | 記載なし | 履歴書・職務経歴書 | 高松 |
出典:セーラー広告株式会社 採用サイト「(中途)採用情報」(2026年8月23日確認)。歓迎条件として営業は業界経験・知識、デジタルマーケターはウェブ解析士、アーキテクトデザイナーは1級・2級建築士が挙げられています。
給与は全職種共通で「経験・能力などを考慮のうえ、当社規定により決定」。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)、休日は完全週休2日制・祝日・年末年始休暇・年次有給休暇ほか。勤務時間は営業と経理が9:00〜17:45、企画・デザイン系は専門型裁量労働制です(同ページ・2026年8月23日確認)。
この表から読めることは1つです。学歴で母集団を絞る書き方をしていません。絞っているのは経験と検定と提出物です。
学歴の代わりに、何を見られているのか
6職種の必須条件を並べ直すと、要求されているものは3種類しかありません。
- 同じ職種の実務経験(営業・デジタルマーケター・事務・アーキテクトデザイナー)
- 公的または業界標準の検定(日商簿記3級以上、歓迎条件のウェブ解析士・建築士)
- 提出できる作品(プランナー・デザイナーのポートフォリオ)
編集部は、採用側でこの構造を見てきた立場から書きます。運営メンバーは中途採用の面接官として100人以上と面接してきました。実務では、学歴要件は「その仕事を任せられる確からしさ」を測る代理指標として置かれます。代理指標である以上、より直接的な証拠がある求人では、学歴は要件から落ちます。セーラー広告のキャリア採用は、まさにその形になっています。
だから、この会社を目指すかどうかにかかわらず、読者がやるべきことは同じです。「学歴不問の会社を探す」のではなく、「学歴の代わりに提出できるものを1つ作る」ほうが、応募できる求人の数は増えます。日商簿記3級のような検定は、その最短の1つです。実際に大手へ移った人がどの職種から動いたかは高卒で大手企業への転職を成功させた事例まとめにまとめました。

「必須条件なし」の2職種は、何で評価されるのか
プランナーとデザイナーの2職種は、必須条件の欄が空です。そのかわり、提出書類にポートフォリオが加わります(2026年8月23日確認)。
これは、要件がゆるいという意味ではありません。履歴書と職務経歴書だけなら書類の書き方で見せ方を作れますが、ポートフォリオは実物です。作れる人だけが提出でき、作れない人は応募の段階で止まります。学歴のフィルターが無いかわりに、作品のフィルターがある、という構造です。
ただし、ここは高卒の読者にとって有利に働く場面でもあります。なぜなら、ポートフォリオは在学中でなくても、いまから作れるからです。大学に入り直すことはできませんが、作品を作ることはできます。学歴は過去に固定されていますが、提出物は現在から積み上げられます。この非対称は、はっきり利用したほうがいいと編集部は考えます。
新卒側の学歴条件は、確認できませんでした
ここは正直に書きます。同社の新卒採用ページに掲載されていたのは、募集職種(営業/デジタルマーケター/プランナー・デザイナー)と選考フロー(エントリー→一次選考→二次選考→最終選考)だけでした。応募資格の学歴の列挙も、初任給の学歴別区分も、ページ上にありません。エントリーページには「新卒採用の方はマイナビよりご応募ください。」と書かれており、詳細は外部の就職情報サイト側に置かれている構造です(いずれも2026年8月23日確認)。
したがって編集部は、この会社の新卒に高校卒の入口があるかどうかを判定できていません。「無い」とも「ある」とも書きません。確認できなかった、が事実です。
もっとも、当サイトの読者にとって新卒側の重要度は高くありません。想定しているのは在学中の人ではなく、すでに働いている人・働いていた人だからです。読者が使う入口はキャリア採用のほうであり、そちらは6職種分の要件が公開されています。
なお、初任給の学歴区分が公開されている会社は、判定がしやすい部類です。募集要項に学歴区分が明示されていた例は別の企業グループを検証した記事にまとめました。高卒の初任給そのものの相場は高卒初任給の実額推移をまとめた記事で確認できます。
求人票に学歴が書かれていないのは、法律がそう作られているからです
募集時に明示が義務づけられている項目の中に、学歴は入っていません。セーラー広告の6職種に学歴要件が書かれていない理由の一部は、ここにあります。
労働者の募集にあたって労働条件を明示する義務は、職業安定法5条の3第1項が定めています。明示すべき事項の中身は、同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項が定めており、次の9項目です(2026年8月時点)。
- 従事すべき業務の内容(変更の範囲を含む)
- 契約期間
- 試みの使用期間
- 有期労働契約を更新する場合の基準
- 就業の場所(変更の範囲を含む)
- 始業終業の時刻・所定外労働の有無・休憩・休日
- 賃金の額
- 健康保険・厚生年金・労災保険・雇用保険の適用
- 雇用しようとする者の氏名又は名称 ほか
この中に学歴要件はありません。だから求人票を法律どおりに作っても、学歴をどう扱うかは書かれないままになります。ここから2つのことが言えます。
- 「学歴不問と書いていないから応募できない」は成り立ちません。書く義務がない項目だからです
- 「学歴不問と書いてあるから学歴を見ない」も成り立ちません。同じ理由です
学歴の壁は、求人票の外側にあります。だから確認するには、求人票の外に出る必要があります。編集部が勧めるのは、応募前に採用担当へ「この職種の応募資格に、最終学歴の条件はありますか」と直接聞くことです。「高卒でも大丈夫ですか」ではなく、要件の有無を聞く形にしてください。答えが返ってこない会社は、その時点で判断材料が1つ増えます。
会社の規模と勤務地を、先に確認してください
セーラー広告株式会社は、香川県高松市に本社を置く広告会社です。公式サイトの会社概要によると、設立は1951年3月、資本金は294,868,750円、従業員数は連結220名・単体130名(2026年3月期)、本社は高松市扇町2丁目7番20号。代表取締役会長が村上義憲氏、代表取締役社長が香川裕史氏です(2026年8月23日確認)。東京証券取引所スタンダード市場に上場しています(証券コード2156。同社IR「株式基本情報」2026年3月31日現在。2026年9月5日確認)。
規模の話を1つしておきます。厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、常用労働者1,000人以上を大企業、100〜999人を中企業、10〜99人を小企業と区分しています。単体130名の同社は中企業に当たります。同調査の企業規模別賃金(男女計・年齢計)は大企業385,100円・中企業326,200円・小企業305,600円で、大企業と中企業の差は58,900円です(編集部算出)。
もう1つ、規模から言えることがあります。中途採用比率の公表義務は、常時雇用する労働者の数が300人を超える事業主が対象です(労働施策総合推進法27条の2第1項)。連結220名・単体130名の同社は、この義務の対象に当たらない可能性が高い。つまり、中途採用の実態を外部データで確認する手段が、大企業より少ないということです。だからこそ、選考の場で直接聞く価値が上がります。
勤務地も先に見てください。キャリア採用の募集エリアは、営業が各拠点、デジタルマーケター・アーキテクトデザイナー・事務(経理)が高松、プランナーとデザイナーが高松・松山・岡山です。四国・中国地方で働くことが前提の求人です。いま別の地域に住んでいるなら、この1点だけで判断が決まる場合があります。
広告の仕事に高卒で入るときの、業界データ
入口の細さは、数字で見ておく価値があります。厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」の産業別データ(令和4年3月卒)によると、広告業が含まれる学術研究・専門技術サービス業に入った高卒就職者は3,141人で、高卒就職者137,458人の2.3%にとどまります。3年以内離職率は36.0%で、調査産業計の37.9%より1.9ポイント低い水準です(構成比とポイント差は編集部算出)。
入口は細いが、入った人の定着は平均並みかやや良い、という形です。参考までに、高卒就職者の41.6%が入る製造業は離職率28.6%、9.4%が入る小売業は48.3%です。
職業別に見ると、販売従事者(営業職が含まれます)の有効求人倍率は1.88倍で職業計の1.10倍を上回る一方、事務従事者は0.44倍と全職業で最も低い水準です(厚生労働省「一般職業紹介状況」令和8年3月・常用パート含む)。同じ会社の中でも、営業と事務では入りやすさが4倍以上違うということです。事務(経理)を狙うなら、日商簿記3級という必須条件は最低ラインであって、そこからさらに競争があると考えてください。
同業他社も、同じ手順で1社ずつ確認できます。地域に密着した広告・情報メディア企業の学歴条件を検証した記事はこちらにあります。1社の可否で止めず、応募できる会社の母集団を作り直すほうが早いというのが編集部の考えです。
転職で賃金が上がる人は4割、下がる人は3割です
「学歴不問の求人が見つかった」ことと「移って良くなる」ことは別です。厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」の表6(転職入職者の賃金変動状況別割合)を見てください。
| 転職後の賃金 | 割合 |
|---|---|
| 増加 | 40.5%(うち1割以上の増加29.4%) |
| 変わらない | 28.4% |
| 減少 | 29.4%(うち1割以上の減少21.7%) |
出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」表6(令和6年1〜12月)。
増加が40.5%、減少が29.4%。差は11.1ポイントです(編集部算出)。移れば上がる、という話ではありません。そして年齢で形が変わります。同表の年齢階級別で「増加」の割合が5割を超えるのは20〜24歳の50.5%だけで、25〜49歳は45〜46%台、50〜54歳で39.0%、55〜59歳で27.4%まで落ちます。
この数字の使い方は1つです。動くなら早いほうが確率は高い。ただし「早く動く」は「準備なしで動く」ではありません。準備が要る職種、たとえばポートフォリオが必要なクリエイティブ職は、準備の期間も年齢の計算に入れてください。28歳で作品を作り始めて30歳で応募するなら、比べる相手は30歳の欄です。
もう1つ、雇用形態の移動について。前職が正社員以外だった転職者のうち、転職先で正社員になっているのは52.6%です(厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」表11・令和2年10月1日現在)。前職が正社員だった人の82.7%より30.1ポイント低いものの(編集部算出)、非正規から正社員への移動は例外的な出来事ではありません。

学歴の差は入口ではなく途中に出ます
応募先を決めるとき、頭に入れておいてほしい数字があります。厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」の学歴別の表(男女計・所定内給与額)です。
| 年齢階級 | 高校卒 | 大学卒 | 差(編集部算出) |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 225,200円 | 263,900円 | 38,700円 |
| 40〜44歳 | 309,000円 | 425,300円 | 116,300円 |
| 50〜54歳 | 335,100円(高校卒のピーク) | 494,900円 | 159,800円 |
| 55〜59歳 | 332,100円 | 529,100円(大学卒のピーク) | 197,000円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(2025年6月分の所定内給与額)。差の列は同表の数値から編集部が算出しました。
入口の差は38,700円ですが、55〜59歳では197,000円まで開きます。約5.1倍です(編集部算出)。高卒の不利は入口ではなく途中に出る、と言い換えられます。同じ調査から、性質の違う差をもう2つ取れます。学歴(大学卒−高校卒)の年齢計の差は99,100円、雇用形態(正社員−正社員以外)は117,100円、企業規模(大企業−小企業)は79,500円です(いずれも編集部算出。第3表・第6-1表・第4表)。
3つは別々の集計で、母集団が重なっています。だから足し算はできません。それでも並べる意味はあります。学歴の差と同じくらいの差が、自分の行動で変えられる軸にも存在しているからです。
転職サービスの位置づけと、登録しなくていい人
先に構造を書きます。転職エージェント(有料職業紹介)の報酬は、紹介先の企業が支払う成功報酬です。求職者は原則として無料で使えます。書類添削・面接対策・相場のフィードバックは先払いで提供されるものなので、遠慮なく受け取って構いません。一方で、どの会社に行くか、いつ動くかの判断だけは自分で持ってください。提案される求人は「世の中の求人」ではなく、そのエージェントと契約している企業の在庫だからです。事業者が国の許可・届出を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。当サイトは、許可・届出を確認できない事業者を勧めません。
そのうえで、次に当てはまる人は、いま登録しなくて構いません。
- いまの職種の経験を積み増している最中で、賃金にも労働時間にも不満がない人
- 社内で異動・昇格の話が具体的に進んでいる人。先に結果を見てからで遅くありません
- 四国・中国地方に住む予定がなく、勤務地を動かせない人
よくある質問
Q:高卒でセーラー広告に就職できますか?
編集部が2026年8月23日に確認した範囲では、キャリア採用6職種のすべてに学歴要件の記載がありませんでした。必須条件として書かれているのは実務経験と検定です。ただし「記載がない」は「高卒可」と同じではなく、選考の運用で学歴が見られている可能性は残ります。また新卒側については、応募資格も初任給も採用サイトに掲載されておらず、学歴条件を確認できませんでした。募集内容は更新されるため、応募前に公式採用サイトで最新の記載をご確認ください。
Q:未経験でも応募できる職種はありますか?
プランナーとデザイナーの2職種は、必須条件の欄が空です(2026年8月23日確認)。ただし提出書類にポートフォリオが加わります。実務経験を問わないかわりに作品の提出を求める形なので、「経験も作品もない状態」では応募の段階で止まります。他の4職種は、営業が法人営業経験、デジタルマーケターがデジタルマーケティングに関わる経験、アーキテクトデザイナーが現場管理・施工図の設計経験とCAD、事務(経理)が日商簿記3級以上と経理業務経験を必須としています。
Q:高卒の初任給はいくらですか?
同社の募集要項に高校卒の初任給は記載されていないため、この会社について答えられる数字はありません。キャリア採用の給与欄には「経験・能力などを考慮のうえ、当社規定により決定」とだけ書かれています(2026年8月23日確認)。新卒側の初任給も採用サイトには掲載されていませんでした。「当社規定により決定」と書かれている求人では、選考の場で提示額のレンジを確認してください。その確認を嫌がる会社は避けて構いません。
Q:学歴不問と書いていないのに、応募していいのですか?
応募して構いません。募集時に明示が義務づけられている項目は職業安定法施行規則4条の2第3項が定める9項目で、その中に学歴は入っていません(職業安定法5条の3第1項)。書く義務がない項目なので、「書いていない=応募不可」とは読めません。逆に「学歴不問と書いてあるから学歴を見ない」とも読めません。確実なのは、応募資格に学歴条件があるかどうかを採用担当に直接聞くことです。
Q:「専門型裁量労働制」と書いてありますが、残業代は出ますか?
同社のキャリア採用ページには、企画・デザイン系の勤務時間として「専門型裁量労働制」と記載されています(2026年8月23日確認)。専門業務型裁量労働制は労働基準法38条の3が定める制度で、対象業務・みなし労働時間などを労使協定で定め、実際の労働時間にかかわらず協定で定めた時間を働いたものとみなす仕組みです。制度の対象になる業務の範囲は厚生労働省令などで限定されており、どの職種にも使えるものではありません。みなし時間が何時間か、深夜・休日労働の割増賃金がどう扱われるかは会社ごとに違うため、選考の場で必ず確認してください。
Q:勤務地はどこになりますか?
キャリア採用の募集エリアは、営業が各拠点、デジタルマーケター・アーキテクトデザイナー・事務(経理)が高松、プランナーとデザイナーが高松・松山・岡山です(2026年8月23日確認)。本社は香川県高松市扇町2丁目7番20号で、東京支社もあります。四国・中国地方で働くことが前提の求人であるため、居住地を動かせるかどうかを先に確認してください。
まとめ
- セーラー広告のキャリア採用6職種すべてに、学歴要件の記載がありません(2026年8月23日に公式採用サイトで確認)。必須条件は実務経験・検定・ポートフォリオで構成されています
- プランナーとデザイナーは必須条件なし。かわりにポートフォリオの提出が必要です。学歴は過去に固定されていますが、作品はいまから作れます
- 新卒側は、応募資格も初任給も採用サイトに掲載されておらず、編集部は学歴条件を確認できませんでした。「無い」とは書きません
- 求人票の法定明示9項目に学歴は入っていません(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項)。だから「記載なし」からは何も断定できません。応募資格の有無は採用担当に直接聞いてください
- 単体130名・連結220名の規模は中企業に当たり、中途採用比率の公表義務(常時雇用300人超)の対象外の可能性が高い。外部データで実態を確認する手段が少ない分、選考の場で聞く価値が上がります
- 広告業が含まれる学術研究・専門技術サービス業に入る高卒就職者は2.3%(3,141人)、3年以内離職率は36.0%で調査産業計より1.9ポイント低い水準です(令和4年3月卒。構成比とポイント差は編集部算出)
- 学歴の差は入口では38,700円ですが、55〜59歳で197,000円に開きます。不利は入口ではなく途中に出ます(令和7年賃金構造基本統計調査の概況 第3表、差は編集部算出)
編集部の結論を、軸ごとに書きます。四国・中国地方に住んでいて、営業経験か経理経験があるなら、この会社の求人は実際に検討できる対象です。学歴で切る書き方をしていない求人は、探すと意外に少ないからです。一方、勤務地を動かせない事情がある人には勧めません。募集エリアが高松・松山・岡山に限られる職種が大半です。未経験からクリエイティブ職を目指す場合は、応募より先にポートフォリオを作る段階にいます。そこを飛ばして応募しても、提出書類がそろいません。現職で経験が積み上がっていて、賃金にも労働時間にも不満がない人は、いま動く必要はありません。
今日やることは1つです。学歴の代わりに提出できるものを、1つ決めてください。検定でも、職務経歴書に書ける実績でも、作品でも構いません。それが決まった瞬間に、応募できる求人の数が変わります。
セーラー広告の応募条件を他社と比較するための企業一覧で、ほかの企業の学歴要件も確認できます。
※本記事は一般的な情報提供であり、各社の採用方針・募集内容は変更されることがあります。応募を検討する場合は必ず各社の公式採用サイトで最新の募集要項をご確認ください。個別の労働条件・制度の適用については、都道府県労働局・労働基準監督署・ハローワークなどの公的窓口へご確認ください。
参考・出典
- セーラー広告株式会社 採用サイト「(中途)採用情報」(キャリア採用6職種の必須条件・歓迎条件・提出書類・募集エリア・給与・昇給・賞与・休日・勤務時間。学歴要件の記載なし。2026年8月23日確認): https://recruit.saylor.co.jp/recruit-career
- セーラー広告株式会社 採用サイト「(新卒)採用情報」(募集職種・選考フロー。応募資格・初任給の記載なし。2026年8月23日確認): https://recruit.saylor.co.jp/recruit-newgrad
- セーラー広告株式会社 採用サイト「新卒エントリー」(「新卒採用の方はマイナビよりご応募ください。」。2026年8月23日確認): https://recruit.saylor.co.jp/entry-newgrad
- セーラー広告株式会社「会社概要」(社名・設立1951年3月・資本金294,868,750円・従業員数 連結220名/単体130名〈2026年3月期〉・本社所在地・代表者・東京支社。2026年8月23日確認): https://www.saylor.co.jp/company/outline/
- セーラー広告株式会社「IR情報|株式基本情報」(上場市場=東京証券取引所スタンダード市場・証券コード2156・発行済株式総数・株主名簿管理人。2026年3月31日現在の記載を2026年9月5日確認): https://www.saylor.co.jp/ir/
- e-Gov法令検索「職業安定法」(労働条件等の明示=5条の3第1項、明示事項の委任=同条4項): https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141 /「職業安定法施行規則」(明示すべき事項=4条の2第3項1号〜9号): https://laws.e-gov.go.jp/law/322M40002000012
- e-Gov法令検索「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」(中途採用に関する情報の公表=27条の2第1項・常時雇用300人超): https://laws.e-gov.go.jp/law/341AC0000000132
- e-Gov法令検索「労働基準法」(専門業務型裁量労働制=38条の3): https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(高校卒と大学卒の年齢階級別賃金。2025年6月分): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/03.pdf
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(4)企業規模別にみた賃金・第4表(大企業385.1千円/中企業326.2千円/小企業305.6千円): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/04.pdf /(6)雇用形態別にみた賃金・第6-1表: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/06.pdf /用語の解説(企業規模の区分): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/yougo.html
- 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より「新規高卒就職者の産業別離職状況」(令和4年3月卒。学術研究、専門・技術サービス業3,141人・3年以内離職率36.0%/製造業57,193人・28.6%/小売業12,886人・48.3%/調査産業計137,458人・37.9%): https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001319006.pdf
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和8年3月分・参考統計表6(職業別有効求人倍率。販売従事者1.88倍/事務従事者0.44倍/職業計1.10倍。常用・パート含む): https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001695527.pdf
- 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」表6(転職入職者の賃金変動状況別割合。増加40.5%/変わらない28.4%/減少29.4%、年齢階級別の増加割合): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/dl/kekka_gaiyo-03.pdf
- 厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」表11(直前の勤め先が正社員以外だった転職者のうち現在の勤め先が正社員=52.6%。令和2年10月1日現在): https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-gaikyo.pdf
- 厚生労働省「人材サービス総合サイト」(有料職業紹介・募集情報等提供事業者の許可・届出の確認): https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/

