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先に、いちばん大事なことを書きます。「株式会社中央製作所」は、同じ社名の別会社が複数あります。編集部が2026年8月23日に公式サイトで確認できただけでも、2社あります。名古屋市の中央製作所(名古屋証券取引所メイン市場・証券コード6846)と、愛知県安城市の中央製作所(自動車関連部品の中央グループ)です。この2社に資本関係はありません。
そして、学歴の扱いは2社でまったく違いました。名古屋の中央製作所は、新卒初任給の最下位区分が大卒223,000円で、高校卒の行がありません。一方、安城の中央製作所と中央機器株式会社の採用ページには、応募資格に「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」と明記されています。
つまり「中央製作所に高卒で入れますか」への答えは、どの中央製作所を指しているかで変わります。この記事では、2社の募集要項を並べて示し、名古屋側の中途採用の条件を確認したうえで、初任給を時間あたりに直した数字と、応募前に確認すべきことまで書きます。
結論:社名が同じでも、学歴の扱いは会社ごとに違います
まず、2社を切り分けます。2026年8月23日に、それぞれの公式サイトで確認した内容です。
| 項目 | 名古屋の中央製作所 | 安城の中央製作所(中央グループ) |
|---|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市瑞穂区内浜町24番1号 | 愛知県安城市福釜町矢場19番地 |
| 事業内容 | 電源装置、表面処理装置、電気抵抗溶接機、電解加工機、環境機器等の製造 | 自動車関連部品の開発・製造(金属加工〜樹脂成形・組付・品質保証) |
| 上場 | 名古屋証券取引所メイン市場(6846) | 記載なし |
| 応募資格の学歴 | 記載なし | 「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」 |
| 初任給の最下位区分 | 大卒223,000円(2025年度実績) | 記載なし(問い合わせ) |
出典:株式会社中央製作所「会社概要」「新卒募集要項」「中途募集要項」/中央グループ「採用情報」。いずれも2026年8月23日確認。
この2社に資本関係はありません。名古屋側の事業所一覧は「支店:東京・大阪/営業所:仙台・福岡/工場:名古屋」で、安城は入っていません。安城側は「中央グループ」として株式会社中央製作所・中央機器株式会社・合資会社中央製作所などを掲げています。求人サイトで「中央製作所」を検索すると両方が並ぶため、混同が起きます。
なお、企業情報サイトでは北海道紋別市にも同名の会社が確認できますが、編集部は公式サイトを見つけられなかったため、本記事では扱いません。
応募先を社名で決めないでください。確認すべきは3つ、所在地・事業内容・法人格です。同じ「株式会社中央製作所」でも、電源装置をつくる名証上場企業と、自動車部品をつくる安城のメーカーでは、仕事も条件も別物です。
名古屋の中央製作所|募集要項をそのまま並べます
ここからは、名古屋の株式会社中央製作所(名証メイン市場・6846)の話です。
会社の輪郭を先に押さえます。設立1936年4月27日、資本金5億300万円、従業員数200名(2025年5月16日現在)、売上高48億8,900万円(2025年3月期決算)。事業内容は電源装置・表面処理装置・電気抵抗溶接機・電解加工機・環境機器等の製造で、同社は製品の75%がオーダーメイドの創造開発型企業と説明しています(2026年8月23日に会社概要で確認)。
募集要項は新卒と中途に分かれています。両方を並べます。
| 項目 | 新卒 | 中途 |
|---|---|---|
| 募集職種 | 技術職(電気・電子・機械・化学系)、営業職(法・経営・経済系他)、技術営業(電気・電子・機械・化学系)、サービスエンジニア(電気・電子・機械系) | 新卒と同じ4職種 |
| 応募資格の学歴要件 | 記載なし | 記載なし |
| 必須の実務経験年数 | — | 記載なし |
| 給与 | 初任給 2025年度実績 223,000円(大卒)/233,050円(院卒) | 「経験と年齢に応じて決定します」 |
| 勤務地 | 名古屋、東京、大阪、福岡、仙台 | 名古屋、東京、大阪、福岡、仙台 |
| 勤務時間 | 8:45〜17:15(勤務時間7時間45分、休憩45分) | 同左 |
| 休日 | 年間休日124日、完全週休2日制(土・日・祝)、年末年始、年次有給休暇、慶弔休暇 | 同左 |
| 諸手当 | 通勤費全額、時間外勤務、家族、役付、地域手当 他 | 同左 |
| 昇給 | 年1回/4月 | — |
出典:株式会社中央製作所「新卒募集要項」「中途募集要項」(2026年8月23日確認)。
読み取れることは3つです。
- 初任給の学歴区分は大卒と院卒の2つだけで、高校卒の行がありません。専門卒・短大卒・高専卒の行もありません
- 応募資格に学歴の列挙がありません。「大卒以上」と書かれているわけでもない、ということです
- 中途採用の募集はありますが、給与は「経験と年齢に応じて決定します」の一文だけで、金額の幅が読めません
編集部は、1番を重く見ます。応募資格の文言は変わりうるものですが、初任給の学歴区分は社内の等級制度と結びついた数字だからです。区分に高校卒の行が無いということは、給与テーブルの入口として高校卒が設定されていない可能性が高い、と読めます。同じ構造は、募集要項に高校卒の区分が無かった大手エンタテインメント企業の記事でも確認しました。
ただし、断定はしません。中途採用の給与は学歴区分ではなく「経験と年齢」で決まると書かれており、応募資格に学歴の条件も書かれていないからです。新卒の入口は確認できないが、中途の入口が閉じていると書ける材料はない——これが2026年8月23日時点で編集部が言える範囲です。

安城の中央製作所|こちらは応募資格に「高卒」と書かれています
同名のもう1社では、書きぶりがはっきり違います。中央グループの採用情報には、2026年8月23日時点で次の2件が掲載されていました。
| 会社 | 募集職種 | 応募資格 |
|---|---|---|
| 株式会社中央製作所(安城) | 機械設備保全 1名 | 「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」「経験者歓迎」 |
| 中央機器株式会社 | 機械オペレータースタッフ 1名 | 「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」「未経験の方でも歓迎」 |
出典:中央グループ「採用情報」(2026年8月23日確認)。給与は「基本給、その他詳細につきましてはお気軽にお電話又はお問い合わせフォームにてご連絡ください」と記載されており、金額は公開されていません。
ここで確認できるのは2点です。第1に、応募資格に高卒が明記されていること。第2に、中途採用を歓迎すると書かれていること。つまり、すでに高校を卒業して働いている読者が対象に入っています。
工業高校を出て金属加工の現場にいる読者には、職種そのものも近い側です。機械設備保全は設備の点検・修理・予防保全、機械オペレーターは加工機の運転と品質確認が中心の仕事で、いまの現場経験がそのまま話せます。
ただし、給与が公開されていないことは弱点として書いておきます。募集人数も各1名です。問い合わせて条件を聞いてから判断する順番になります。本体に無くてもグループ会社に高卒の入口があった例は計測機器メーカーのグループ会社を調べた記事にまとめましたが、今回はグループではなく同名の別会社である点が根本的に違います。混同したまま応募しないでください。
初任給を時間あたりに直すと、比べ方が変わります
額面の月給だけを見ていると、判断を誤ります。年間休日と1日の所定労働時間が違えば、同じ月給でも1時間あたりの単価が変わるからです。
名古屋の中央製作所は、年間休日124日・勤務時間7時間45分と募集要項に明記されています。年間所定労働日数を241日(365−124)と置いて7時間45分を掛けると、年間所定労働時間は1,867.75時間、月あたり155.6時間になります。
| 会社・区分 | 月額 | 月あたり所定労働時間 | 時間あたり(編集部算出) |
|---|---|---|---|
| 中央製作所(名古屋)大卒初任給 | 223,000円 | 155.6時間 | 約1,433円 |
| 中央製作所(名古屋)院卒初任給 | 233,050円 | 155.6時間 | 約1,498円 |
| (参考)富山の非鉄金属メーカーの一律初任給 | 250,000円 | 169.3時間 | 約1,476円 |
計算は編集部算出です。参考として並べたのは、黒谷(現MERF)の募集要項を確認した記事で扱った会社で、年間休日111日・実働8時間、学歴による初任給の区分がありません。
この表がこの記事でいちばん持ち帰ってほしい部分です。学歴区分のある会社の大卒初任給が約1,433円、学歴区分の無い会社の一律初任給が約1,476円。時間あたりでは後者が上回ります。ただし後者は年間所定労働時間が2,032時間で、年164時間多く働く設計です。
時点も地域も職種も違うので、これは「どちらが得か」のランキングではありません。示したいのは手順です。求人を比べるときは、月給を所定労働時間で割ってから並べてください。年間休日と1日の勤務時間が書いてあれば誰でもできます。額面が高く見える求人が、時間で割ると逆転することは珍しくありません。初任給の相場そのものは高卒初任給の実額推移をまとめた記事で確認できます。
求人票に学歴が書かれていないのは、法律がそう作られているからです
募集時に明示が義務づけられている項目の中に、学歴は入っていません。
労働者の募集にあたって労働条件を明示する義務は、職業安定法5条の3第1項が定めています。明示すべき事項の中身は、同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項が定めており、業務内容(変更の範囲を含む)・契約期間・試用期間・更新の基準・就業の場所(変更の範囲を含む)・労働時間・賃金・社会保険の適用・募集者の氏名等の9項目です(2026年8月時点)。
この中に学歴要件はありません。だから求人票を法律どおりに作っても、学歴の扱いは書かれないままになります。ここから2つのことが言えます。
- 「学歴について書いていないから応募できない」は成り立ちません
- 「学歴不問と書いていないから見られている」も成り立ちません
学歴の壁は求人票の外側にあり、だから読者からは見えません。名古屋の中央製作所のように応募資格に学歴の列挙が無い会社では、判定の材料は初任給の学歴区分に移ります。区分が並んでいて高校卒の行が無ければ、給与テーブルの入口が用意されていない可能性が高いと読めます。これが、編集部が初任給テーブルを重視する理由です。
高卒の不利は入口ではなく、途中に出ます
「高卒の行が無い」を過大評価しないための数字を置きます。
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」の学歴別の表(男女計・所定内給与額)は、次のとおりです。
| 年齢階級 | 高校卒 | 大学卒 | 差(編集部算出) |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 225,200円 | 263,900円 | 38,700円 |
| 35〜39歳 | 296,600円 | 382,200円 | 85,600円 |
| 50〜54歳 | 335,100円(高校卒のピーク) | 494,900円 | 159,800円 |
| 55〜59歳 | 332,100円 | 529,100円(大学卒のピーク) | 197,000円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(2025年6月分の所定内給与額)。差の列は編集部算出。
入口の差は38,700円ですが、55〜59歳では197,000円まで開きます。約5.1倍です(編集部算出)。高校卒の賃金は50〜54歳でピークを迎えて下がり始め、大学卒のピークは5年遅い55〜59歳です。「高卒は初任給が安い」ではなく「高卒は途中で止まる」が実データの形です。
だから、1社の初任給に高校卒の行があるかどうかより、その先で何が積み上がるかのほうが、生涯の金額としてははるかに大きくなります。入れなかった1社に時間を使うより、応募できる会社の母集団を作り直すほうが合理的だと編集部は考えます。
母集団を広げるときの物差しも渡しておきます。厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和8年3月分の職業別有効求人倍率(全国計・常用〈パート含む〉)は、職業計1.10倍に対して、生産工程従事者1.57倍、専門的・技術的職業従事者1.82倍、事務従事者0.44倍です。同じ時点でも職業によって求人の集まりやすさが大きく違います。なお有効求人倍率は登録された求人数を求職者数で割った数字で、採用される確率ではありません。「人を集めにくい状態」の指標として使ってください。
製造業そのものも押さえる価値があります。高卒で就職した人の41.6%は製造業に入り、その3年以内離職率は28.6%で、調査産業計の37.9%より9.3ポイント低いという構造だからです(厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より「新規高卒就職者の産業別離職状況」令和4年3月卒。構成比は編集部算出)。高卒の入口が実際に開いている大手の例は高卒で三菱重工に就職する場合の年収・出世・倍率をまとめた記事にあります。
転勤・勤務地と、応募する前にやること
名古屋の中央製作所の勤務地は「名古屋、東京、大阪、福岡、仙台」と記載されています。工場は名古屋、支店は東京と大阪、営業所は仙台と福岡です。5拠点が全国に分散しているため、転勤の可能性は織り込んで考える必要があります。サービスエンジニアは装置の据付・保守で客先へ出る仕事なので、出張も想定される職種です。
募集要項に転勤の有無の記載は見当たりませんでした。推測せず、確認方法を渡します。
2024年4月1日から、募集時に明示すべき事項に「就業の場所の変更の範囲」が追加されました。根拠は職業安定法5条の3第1項で、明示事項の中身は同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項3号です。同じ改正で「従事すべき業務の内容の変更の範囲」(同項1号)も追加されています。実際の求人票には、将来どこまで異動しうるかが書かれているはずの欄があるということです。
応募前にやることを、順番に並べます。
- どの中央製作所か特定する。所在地・事業内容・法人格で確認します。求人票の「雇用しようとする者の氏名又は名称」も法定明示事項です
- 初任給の学歴区分を見る。高校卒の行があるかで、給与テーブルに入口があるかが読めます
- 中途の給与の幅を聞く。「経験と年齢に応じて決定します」は金額が読めない書き方です。応募前に幅を確認してください
- 月給を所定労働時間で割る。年間休日と1日の勤務時間から時間単価を出して比べます
- 「就業の場所の変更の範囲」に地理的な区切りがあるかを見る。「当社が指定する場所」だけの記載では範囲が読めません
採用側にいた立場から1つ補足します。運営メンバーは中途採用の面接官として100人以上と面接してきました。応募先を社名だけで選んだ応募者は、面接ですぐわかります。事業内容の説明が求人票の写しになるからです。逆に、所在地と製品まで調べて来た人は、学歴に関係なく話が前に進みます。同名企業の切り分けは、身を守るためだけでなく、そのまま準備の質になります。
転職サービスの位置づけと、登録しなくていい人
先に構造を書きます。転職エージェント(有料職業紹介)の報酬は、紹介先の企業が支払う成功報酬です。求職者は原則として無料で使えます。書類添削・面接対策・相場のフィードバックは先払いで提供されるものなので、遠慮なく受け取って構いません。一方で、どの会社に行くか、いつ動くかの判断だけは自分で持ってください。提案される求人は「世の中の求人」ではなく、そのエージェントと契約している企業の在庫だからです。
入りたい会社のリストは自分で持ってください。同名企業がある会社は、エージェント経由でも取り違えが起きます。リストにある会社が提案されなければ、公式の採用ページから直接応募すれば済みます。事業者が国の許可・届出を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。当サイトは、許可・届出を確認できない事業者を勧めません。
そのうえで、次に当てはまる人は、いま登録しなくて構いません。
- 現職で加工・保全・検査の経験を積んでいる最中で、賃金にも労働時間にも不満がない人
- 社内で異動・昇格の話が具体的に進んでいる人。先に結果を見てからで遅くありません
- 収入・時間・場所・人間関係のどれを最優先するかがまだ決まっていない人
「今すぐ登録しないと損」という書き方は使いません。今すぐかどうかは読者の都合であって、紹介する側の都合で決めることではないからです。
よくある質問
Q:高卒で中央製作所に入れますか?
どの中央製作所かで答えが変わります。名古屋市の株式会社中央製作所(名証メイン市場・6846)については、2026年8月23日時点の新卒募集要項の初任給が大卒223,000円・院卒233,050円の2区分で、高校卒の行がありませんでした。一方、愛知県安城市の株式会社中央製作所および中央機器株式会社(中央グループ)の採用情報には、応募資格に「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」と明記されています。2社に資本関係はありません。
Q:中央製作所の中途採用に学歴の条件はありますか?
名古屋の中央製作所の中途募集要項には、応募資格・学歴要件・必須の実務経験年数のいずれも記載がありませんでした(2026年8月23日確認)。募集職種は新卒と同じ技術職・営業職・技術営業・サービスエンジニアの4種で、給与は「経験と年齢に応じて決定します」と記載されています。学歴の条件があるかどうかは公開情報から読み取れないため、応募前に公式の問い合わせ窓口で確認してください。
Q:高卒の初任給はいくらですか?
名古屋の中央製作所の募集要項に高校卒の初任給は記載されていないため、この会社について答えられる数字はありません。記載されているのは大卒223,000円・院卒233,050円(いずれも2025年度実績)です。安城の中央グループは応募資格に高卒を明記していますが、給与は公開されておらず、問い合わせるよう案内されています(2026年8月23日確認)。
Q:年間休日124日は多いほうですか?
製造業の募集要項としては多い側です。名古屋の中央製作所は年間休日124日・完全週休2日制(土・日・祝)・勤務時間7時間45分と記載しています。編集部がこれまで確認した同業の募集要項には年間休日111日・123日の例もあり、年間休日111日で1日8時間の会社とは、休日で年13日、年間所定労働時間で約164時間の差になります(編集部算出)。月給は所定労働時間で割ってから比べてください。
Q:転勤はありますか?
募集要項に転勤の有無の記載は見当たりませんでした。勤務地は「名古屋、東京、大阪、福岡、仙台」と記載され、工場は名古屋、支店は東京・大阪、営業所は仙台・福岡です(2026年8月23日確認)。転勤の範囲は、実際の求人票の「就業の場所の変更の範囲」の欄で確認してください。2024年4月1日から明示が義務づけられた項目です(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項3号)。
まとめ
- 「株式会社中央製作所」は同名の別法人が複数あります。名古屋市(名証メイン市場・6846・電源装置/表面処理装置)と安城市(中央グループ・自動車関連部品)は資本関係のない別会社です(2026年8月23日に各社公式サイトで確認)
- 名古屋の中央製作所は、新卒初任給が大卒223,000円・院卒233,050円の2区分で、高校卒の行がありません(2025年度実績)。応募資格に学歴の列挙はありません
- 中途募集要項には学歴要件も必須経験年数も記載がなく、給与は「経験と年齢に応じて決定します」です。金額の幅は公開されていません
- 安城の中央製作所と中央機器株式会社の採用情報には、応募資格に「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」と明記されています。ただし給与は非公開、募集は各1名です
- 年間休日124日・勤務時間7時間45分で計算すると、大卒初任給223,000円は時間あたり約1,433円(編集部算出)。学歴区分の無い会社の一律初任給250,000円(年間休日111日・1日8時間)は約1,476円です。時間あたりでは後者が上回りますが、そのぶん年間で164時間多く働く設計になります
- 求人票の法定明示9項目に学歴は入っていません(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項)。判定の材料は初任給の学歴区分に移ります
編集部の結論を、軸ごとに書きます。時間と休日を最優先する人には、名古屋の中央製作所は条件が読みやすい会社です。年間休日124日・完全週休2日制(土日祝)・勤務時間7時間45分が募集要項に明記されているためです。ただし高校卒の入口は確認できていないので、応募前の問い合わせが前提になります。現場の技能をそのまま持ち込みたい人には、安城の中央製作所・中央機器のほうが応募資格の面で確実です。応募資格に高卒と中途採用歓迎が明記されています。収入を最優先する人は、どちらも判断を保留してください。前者は中途の給与の幅が、後者は給与そのものが公開されていないためです。現職で加工や保全の経験が積み上がっていて、賃金にも労働時間にも不満がない人は、いま動く必要はありません。
今日やることは1つです。自分が見ている「中央製作所」の所在地を確認してください。名古屋なのか、安城なのか。それが決まるまで、応募資格の話は始まりません。
中央製作所の応募条件を他社と比較するための企業一覧で、ほかの企業の学歴要件も確認できます。
※本記事は一般的な情報提供であり、各社の採用方針・募集内容は変更されることがあります。応募を検討する場合は必ず各社の公式採用ページで最新の募集要項をご確認ください。個別の労働条件・制度の適用については、都道府県労働局・労働基準監督署・ハローワークなどの公的窓口へご確認ください。
参考・出典
- 株式会社中央製作所「会社概要」(商号・本社所在地・設立1936年4月27日・資本金5億300万円・従業員数200名〈2025年5月16日現在〉・売上高・名古屋証券取引所メイン市場6846・事業内容・事業所。2026年8月23日確認): https://www.chuo-seisakusho.co.jp/company/profile/
- 株式会社中央製作所「新卒募集要項」(募集職種・初任給2025年度実績223,000円〈大卒〉233,050円〈院卒〉・勤務地・勤務時間・年間休日124日・諸手当・昇給。2026年8月23日確認): https://www.chuo-seisakusho.co.jp/recruit/recruitment/graduate_new/
- 株式会社中央製作所「中途募集要項」(募集職種・給与「経験と年齢に応じて決定します」・勤務地・勤務時間・休日・諸手当。学歴要件および必須実務経験の記載なし。2026年8月23日確認): https://www.chuo-seisakusho.co.jp/recruit/recruitment/graduate_middle/
- 中央グループ「採用情報」(株式会社中央製作所〈安城〉機械設備保全・中央機器株式会社 機械オペレータースタッフの応募資格「新卒(高卒、大卒)、中途採用歓迎」。2026年8月23日確認): https://chuomfg.com/recruit/
- 中央グループ(所在地=愛知県安城市福釜町矢場19番地、事業内容、グループ会社一覧。2026年8月23日確認): https://chuomfg.com/
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(高校卒と大学卒の年齢階級別賃金。2025年6月分): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/03.pdf /用語の解説(所定内給与額の定義): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/yougo.html
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」令和8年3月分 参考統計表6「全国計 常用(パート含む)」(職業別有効求人倍率): https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001695527.pdf /公表ページ: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72811.html
- 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より「新規高卒就職者の産業別離職状況」(令和4年3月卒): https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001319006.pdf
- e-Gov法令検索「職業安定法」(労働条件等の明示=5条の3第1項、明示事項の委任=同条4項): https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141
- e-Gov法令検索「職業安定法施行規則」(明示すべき事項=4条の2第3項1号〜9号): https://laws.e-gov.go.jp/law/322M40002000012
- 厚生労働省「令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます」(「変更の範囲」の追加。2024年4月1日施行): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/r0604anteisokukaisei1.html
- 厚生労働省「人材サービス総合サイト」(有料職業紹介・募集情報等提供事業者の許可・届出の確認): https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/
