黒谷(現MERF)に高卒で入れる?募集要項の学歴条件を確認

黒谷株式会社が株式会社MERFへ商号変更したことを採用ページで確認するイメージ

※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。

先に結論を書きます。黒谷株式会社は、2025年1月1日に「株式会社MERF(マーフ)」へ商号を変更しています。「黒谷 採用」で検索して公式ページに辿り着けないのは、これが理由です。

そのうえで、編集部が2026年8月23日にMERFの採用サイトを確認したところ、募集要項に応募資格の学歴欄がありませんでした。初任給も新卒4職種すべて250,000円で、学歴による区分がありません。高校卒を含むとも、含まないとも書かれていない、ということです。

つまり「黒谷に高卒で入れますか」への現時点の答えは、公開されている募集要項からは判定できないになります。歯切れが悪いのは承知していますが、推測で「入れます」と書くより役に立つはずです。

この記事では、募集要項に何がどう書かれているかを表で示します。そのうえで月給25万円を年間休日111日ベースで時間あたりに直し、学歴が書かれていない会社をどう扱えばいいのかまで書きます。

訂正履歴

  • 2026年8月23日|見出し「黒谷とは?企業概要と事業内容を紹介」ほか記事全体:「黒谷株式会社は、非鉄金属のリサイクルや合金製造を主力とする企業です。」を「黒谷株式会社は、2025年1月1日に『株式会社MERF(マーフ)』へ商号を変更しています。」に修正しました。理由:2025年1月1日付の商号変更を反映しないまま、旧商号を現在の社名として記載していました。
  • 2026年8月23日|見出し「黒谷美術や株式会社MERFなどグループ全体の特徴」:「また、グループ会社には美術品の制作を手掛ける黒谷美術や、金属リサイクルの株式会社MERFなどがあり、事業の幅広さが特徴です。」を「株式会社MERFは、黒谷株式会社が商号を変更した会社そのものです。」に修正しました。理由:株式会社MERFを黒谷株式会社とは別のグループ会社として記載していましたが、両社は同一の法人です。同じ誤りにより、グループ企業を並べた表にも「黒谷株式会社」と「株式会社MERF」を別法人として掲載していました。

結論:社名が変わっていて、募集要項に学歴の欄がありません

まず、会社そのものの確認から始めます。同社が公表している商号変更のお知らせによると、変更内容は次のとおりです(2026年8月23日確認)。

項目 内容
旧商号 黒谷株式会社(Kurotani Corporation)
新商号 株式会社MERF(MERF Inc.)
変更日 2025年1月1日
理由 設立40周年を機に、「Metal Recycle Future」の英語からアルファベットを組み合わせた

出典:株式会社MERF「当社は商号を『株式会社MERF』に変更いたしました。」(2026年8月23日確認)。

事業そのものは変わっていません。非鉄金属および伸銅品の販売、銅合金・アルミ合金などの製造販売、美術工芸品の製造・販売を行う会社です。本社・工場は富山県射水市奈呉の江12-2で、ほかに東京支店(千代田区内神田)と新潟事業所(新潟市東区)があります。創業1870年、設立1985年11月、資本金10億円、従業員数130名。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、証券コードは3168です(同社「会社概要」「株式情報」2026年8月23日確認)。

その採用情報を、学歴の観点で整理します。

確認した項目 記載の有無 内容
応募資格の学歴要件 記載なし 学歴に触れた欄そのものが見当たらない
初任給の学歴区分 区分なし 新卒4職種とも一律250,000円
中途採用の募集 あり 新卒と同じ4職種を掲載。初任給の記載はなし
中途の実務経験要件 記載なし 必須経験年数の指定は見当たらない
採用実績(学校) 大学院・大学・短大/高専/専門学校 高校の区分はなし

出典:株式会社MERF 採用サイト(2026年8月23日確認)。採用実績(学校)は、同社が就職情報サイトに掲載している会社データ(2026年8月23日確認)。

ここが、これまで編集部が扱ってきた会社と決定的に違うところです。募集要項に高校卒の区分が無かったケースでは、応募資格に「高専・専門学校・短大・大学・大学院」と学歴が並び、その並びに高等学校が入っていませんでした。区分があって、そこに高卒の席がありません。判定は簡単です。

MERFは違います。そもそも学歴の欄がありません。席が無いのではなく、席の並び自体が公開されていない状態です。

募集要項をそのまま並べます

新卒と中途で、同じ4職種が掲載されています。2026年8月23日時点の記載を、そのまま表にしました。

職種 仕事内容 勤務時間 勤務地
技能職(非鉄製造部門/非鉄資材部門) 銅インゴット(地金)の製造工程管理、原料の配合・投入・溶解作業/リサイクル原料の受入検査・選別、破砕機・プレス機等を用いた加工工程の管理 8:15〜17:00(製造部門は三交替制あり。夕勤16:15〜翌1:00、夜勤24:15〜翌9:00) 富山県射水市(本社・工場)
技術職(非鉄製造部門) 製造ラインのメンテナンス、設備投資、技術開発、素材研究・分析 8:15〜17:15(実働8時間) 富山県射水市(本社・工場)
営業職(総合職) 国内外のメーカー・サプライヤーへの非鉄金属原料の仕入れ・販売提案 8:15〜17:15(実働8時間、三交替制なし) 富山本社または東京支店
事務職(総合職) 総務、人事、経理、営業事務など 8:15〜17:15(実働8時間、三交替制なし) 富山本社または東京支店

出典:株式会社MERF 採用サイト「募集要項」(2026年8月23日確認)。

共通の条件も書き出します。新卒の初任給は4職種とも250,000円、昇給は年1回(9月)、賞与は年2回(7月・12月)、年間休日は111日です。諸手当は通勤手当(上限なし)・家族手当・食事手当・時間外および休日勤務手当で、技能職にはこれに加えて職務付加手当45,000円〜90,000円が記載されています。福利厚生には自己啓発手当(年5万円)、社員食堂、入浴設備、自社株付与制度、確定拠出年金、年次有給休暇の入社当日10日付与、資格取得支援制度(初回費用全額会社負担)が並びます。

中途採用の欄には初任給の記載がありません。この点は正直に書いておきます。中途の給与がいくらになるかは、募集要項からは読めません。

工業高校を出て現場で働いてきた読者の目で見ると、技能職と技術職は経験がそのまま乗る職種です。溶解、配合、受入検査、選別、破砕・プレスの工程管理、設備のメンテナンス。どれも金属加工の現場で身につく仕事の延長にあります。三交替制があることも、現職で交替勤務をしている人には織り込み済みの条件でしょう。

募集要項の学歴記載を3つの型に分けた図。学歴欄が無い会社は判定できないことを示す

月給25万円を時間あたりに直すと、年間休日111日の意味が見えます

額面の月給だけを見て比べると、判断を誤ります。年間休日が違えば、同じ月給でも1時間あたりの単価が変わるからです。

年間休日111日から年間所定労働日数を254日(365−111)と置き、1日の所定労働時間を募集要項に明記のある8時間とみなすと、年間所定労働時間は2,032時間、月あたり169.3時間になります。これで月額を割ります。

給与の置き方 月額 時間あたり(編集部算出)
初任給のみ 250,000円 約1,476円
初任給+職務付加手当(下限) 295,000円 約1,742円
初任給+職務付加手当(上限) 340,000円 約2,008円

計算は編集部算出です。技能職の勤務時間は8:15〜17:00と記載されており実働時間の明記がないため、他職種の「実働8時間」を当てはめた概算になります。三交替の深夜割増や時間外手当は含んでいません。

ここから読者が持ち帰れる見方が1つあります。同じ月給250,000円でも、年間休日が124日の会社なら時間あたりは約1,556円です(年241日勤務・月160.7時間。編集部算出)。年間休日13日の差が、時間あたり約80円に相当するということです。

年間休日111日は、編集部がこれまで確認してきた製造業の募集要項(年間休日123日・124日)と比べると少ない側です。月給が高いのか、休みが少ないぶん働く時間が長いのか。この2つは、時間で割るまで区別がつきません。求人を比べるときは、月給を所定労働時間で割ってから並べてください。年間休日と実働時間が書いてあれば誰でもできます。

もう1つ、応募前に必ず確認すべき点があります。技能職の職務付加手当45,000円〜90,000円が何に対する手当なのか、募集要項に書かれていません。交替勤務に対するものか、時間外労働をあらかじめ含んだものかで、意味がまったく変わります。編集部は、時間数の読めない固定的な手当を機械的に警戒します。違法だという意味ではありません。聞けば済むことなので、聞いてから判断してくださいという意味です。

学歴が書かれていない会社を、どう扱えばいいのか

先に構造を説明します。求人票に学歴が書かれていないのは、法律がそう作られているからです。

労働者の募集にあたって労働条件を明示する義務は、職業安定法5条の3第1項が定めています。明示すべき事項の中身は、同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項が定めており、業務内容(変更の範囲を含む)・契約期間・試用期間・更新の基準・就業の場所(変更の範囲を含む)・労働時間・賃金・社会保険の適用・募集者の氏名等の9項目です(2026年8月時点)。

この9項目に学歴要件は入っていません。書く義務がない項目なので、法律どおりに求人票を作っても、学歴の扱いは書かれないままになります。ここから2つのことが言えます。

  • 「学歴について書いていないから応募できない」は成り立ちません
  • 「学歴不問と書いていないから見られている」も成り立ちません

学歴の壁は、求人票の外側にあります。だから読者からは見えません。MERFのように学歴の欄が無い会社は例外ではなく、むしろこちらが多数派です。学歴区分をはっきり書いている会社のほうが判定しやすい、という逆説がここにあります。

では、判定できない会社をどうするか。編集部の答えは「判定しようとせず、確認先を作る」です。順番があります。

  1. 募集要項に学歴の列挙があるかを見る。あって高校が入っていれば入口があります。無ければ、この時点では判定しない
  2. 初任給に学歴区分があるかを見る。区分が並んでいて高校卒の行が無ければ、給与テーブルに入口が用意されていない可能性が高い。MERFのように区分そのものが無い場合は、学歴で入口の金額を分けていないと読めます
  3. 中途の必須要件を見る。学歴ではなく実務経験年数で切っている会社が多い。MERFの募集要項には必須経験年数の指定が見当たりません
  4. 書いていないことは、応募前に問い合わせる。採用ページの問い合わせ窓口で、応募資格に学歴の条件があるかを聞けば済みます

採用側にいた立場から、4番について補足します。運営メンバーは中途採用の面接官として100人以上と面接してきました。実務では、応募資格は選考が始まる前の機械的な仕分けです。人事が一人ずつ読んで判断するのではなく、応募フォームや書類が回る前の段階で処理されます。だから「会って話せばわかってもらえる」の手前で終わります。逆に言えば、その仕分けの基準を先に聞いておけば、通らない応募に時間を使わずに済みます。問い合わせは失礼ではありません。募集要項に書いていないことを確認するのは、応募者の正当な行動です。

同じ手順を別の会社に当てはめた例として、本体には高卒の入口が無く、グループ会社の募集要項に高校卒の初任給が実額で載っていた計測機器メーカーの記事と、名古屋の電気機器メーカーで同名の別会社まで含めて学歴条件を確認した記事があります。本体だけを見て諦めるのが、いちばんもったいない終わり方です。

高卒の不利は入口ではなく、途中に出ます

初任給250,000円という数字を、どう受け止めればいいのか。判断材料になる公的統計を置きます。

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」の学歴別の表(男女計・所定内給与額)は、次のようになっています。

年齢階級 高校卒 大学卒 差(編集部算出)
20〜24歳 225,200円 263,900円 38,700円
40〜44歳 309,000円 425,300円 116,300円
50〜54歳 335,100円(高校卒のピーク) 494,900円 159,800円
55〜59歳 332,100円 529,100円(大学卒のピーク) 197,000円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(3)学歴別にみた賃金・第3表(2025年6月分の所定内給与額)。差の列は同表の数値から編集部が算出しました。

入口の差は38,700円ですが、55〜59歳では197,000円まで開きます。約5.1倍です(編集部算出)。高校卒の賃金は50〜54歳でピークを迎えて下がり始め、大学卒のピークは5年遅い55〜59歳です。「高卒は初任給が安い」ではなく「高卒は途中で止まる」が実データの形だということです。初任給の水準そのものを時系列で見たい場合は高卒初任給の実額推移をまとめた記事が使えます。

そして、止まる場所は自分で選べます。同じ調査の企業規模別の表を見てください。

企業規模(常用労働者数) 所定内給与額(男女計)
大企業(1,000人以上) 385,100円
中企業(100〜999人) 326,200円
小企業(10〜99人) 305,600円

出典:同概況(4)企業規模別にみた賃金・第4表。規模の区分は同概況「用語の解説」。

小企業と中企業の差は20,600円、大企業と小企業の差は79,500円です(いずれも編集部算出)。学歴別の年齢計の差99,100円と、同じくらいの大きさの差が企業規模にもあります。学歴は書き換えられませんが、身を置く会社の規模は変えられます。MERFは従業員数130名なので、この区分では中企業に当たります。

なお、この2つの表は集計軸が違い、母集団も重なっています(高校卒で小企業に勤める人は両方に数えられます)。足し算はできません。それでも並べる意味は、変えられる軸にも同じ大きさの差があると示せる点にあります。止まっているのは学歴ではなく、いま身を置いている場所のほうだ——編集部はそう考えています。実際に大手へ移った人がどの職種から動いたかは、高卒から大手企業への転職を成功させた事例をまとめた記事にあります。

母集団を広げる先として、製造業は押さえておく価値があります。高卒で就職した人の41.6%は製造業に入り、その3年以内離職率は28.6%で、調査産業計の37.9%より9.3ポイント低いという構造だからです(厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より「新規高卒就職者の産業別離職状況」令和4年3月卒。構成比は編集部算出)。

転勤・勤務地と、応募前に確認すること

技能職と技術職の勤務地は、富山県射水市の本社・工場と明記されています。営業職と事務職は「富山本社または東京支店」で、本人の希望や適性を考慮して決定すると書かれています(2026年8月23日確認)。生産拠点にひもづく職種なので、勤務地は動きにくい部類だと読めます。

とはいえ、募集要項に「転勤なし」と書かれているわけでもありません。ここは推測せず、確認方法を渡します。

2024年4月1日から、募集時に明示すべき事項に「就業の場所の変更の範囲」が追加されました。根拠は職業安定法5条の3第1項で、明示事項の中身は同条4項の委任を受けた同法施行規則4条の2第3項3号です(2026年8月時点)。同じ改正で「従事すべき業務の内容の変更の範囲」(同項1号)も追加されています。つまり実際の求人票には、将来どこまで異動しうるかが書かれているはずの欄があるということです。

応募前に見るのはここです。

  • 就業の場所の変更の範囲に、地理的な区切りがあるか(「当社が指定する場所」だけの記載では範囲が読めません)
  • 従事すべき業務の内容の変更の範囲に、いまと違う職種が含まれていないか
  • 職務付加手当45,000円〜90,000円が何に対する手当か(交替勤務か、時間外を含むか)
  • 中途で入った場合の給与(募集要項に記載がありません)

編集部は、区切りのない「変更の範囲」の記載を応募前に確認すべき点として扱います。違法という意味ではありません。書き方が広いだけで実際は動かない会社もあるので、聞いて確かめる対象だという位置づけです。

転職サービスの位置づけと、登録しなくていい人

先に構造を書きます。転職エージェント(有料職業紹介)の報酬は、紹介先の企業が支払う成功報酬です。求職者は原則として無料で使えます。書類添削・面接対策・相場のフィードバックは先払いで提供されるものなので、遠慮なく受け取って構いません。一方で、どの会社に行くか、いつ動くかの判断だけは自分で持ってください。提案される求人は「世の中の求人」ではなく、そのエージェントと契約している企業の在庫だからです。

入りたい会社のリストは自分で持ってください。MERFのように社名が変わった会社は、エージェントの検索でも旧社名で引っかからないことがあります。リストにある会社が提案されなければ、公式の採用ページから直接応募すれば済みます。事業者が国の許可・届出を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。当サイトは、許可・届出を確認できない事業者を勧めません。

そのうえで、次に当てはまる人は、いま登録しなくて構いません。

  • 現職で溶解・鋳造・検査・保全の経験を積んでいる最中で、賃金にも労働時間にも不満がない人
  • 社内で異動・昇格の話が具体的に進んでいる人。先に結果を見てからで遅くありません
  • 収入・時間・場所・人間関係のどれを最優先するかがまだ決まっていない人。決まる前に求人を見ると、目についた条件に引っ張られます

「今すぐ登録しないと損」という書き方は使いません。今すぐかどうかは読者の都合であって、紹介する側の都合で決めることではないからです。

よくある質問

Q:高卒で黒谷(MERF)に入れますか?

編集部が2026年8月23日に確認した範囲では、判定できませんでした。募集要項に応募資格の学歴欄が存在せず、初任給にも学歴区分が無いためです。高校卒を対象から外すと読める記載も見当たりません。中途採用は新卒と同じ4職種(技能職・技術職・営業職・事務職)が掲載されています。応募資格に学歴の条件があるかは、公式の採用ページの問い合わせ窓口で確認してください。

Q:黒谷株式会社という会社はもう無いのですか?

会社は存続しており、2025年1月1日に商号が「株式会社MERF」へ変わりました。旧商号は黒谷株式会社(Kurotani Corporation)です。同社は変更の理由を、設立40周年を機に「Metal Recycle Future」の英語からアルファベットを組み合わせたと説明しています(2026年8月23日に同社の商号変更のお知らせで確認)。事業内容・本社所在地は変わっていません。海外グループ会社には KUROTANI の名が残っています。

Q:高卒の初任給はいくらですか?

募集要項に学歴別の初任給が記載されていないため、この会社について「高卒はいくら」と答えられる数字はありません。記載されているのは、新卒4職種とも250,000円という一律の金額です(2026年8月23日確認)。中途採用の欄には初任給の記載がありません。なお、この250,000円が諸手当を含む金額かどうかの明示はなく、技能職には別に職務付加手当45,000円〜90,000円が記載されています。手当の中身と支給条件は応募前に必ず確認してください。

Q:年間休日111日は少ないのでしょうか?

多い少ないの評価は読者の軸によりますが、比較の仕方は示せます。年間休日111日は年254日勤務、年間休日124日なら年241日勤務で、差は13日です。月給250,000円を所定労働時間(1日8時間)で割ると、前者は時間あたり約1,476円、後者は約1,556円になります(いずれも編集部算出)。約80円の差は、休日日数の差から出ています。額面ではなく時間あたりで比べてください。

Q:転勤はありますか?

募集要項に転勤の有無の記載は見当たりませんでした。確認できるのは勤務地で、技能職と技術職は富山県射水市(本社・工場)、営業職と事務職は「富山本社または東京支店」と記載されています(2026年8月23日確認)。転勤の範囲は、実際の求人票の「就業の場所の変更の範囲」の欄で確認してください。2024年4月1日から明示が義務づけられた項目です(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項3号)。

まとめ

  • 黒谷株式会社は2025年1月1日に「株式会社MERF」へ商号変更しています。公式の採用情報も新社名のサイトに移っています
  • 募集要項に応募資格の学歴欄がなく、初任給にも学歴区分がありません(新卒4職種とも250,000円。2026年8月23日確認)。高卒を外す記載も見当たらないため、公開情報では判定できません
  • 中途採用は新卒と同じ4職種で募集されており、必須経験年数の指定は見当たりません。ただし中途の給与は募集要項に記載がありません
  • 技能職には職務付加手当45,000円〜90,000円がありますが、何に対する手当かは書かれていません。応募前の確認事項です
  • 年間休日111日を織り込むと、月給250,000円は時間あたり約1,476円(編集部算出)。年間休日124日の会社なら約1,556円で、13日の差が時間あたり約80円に相当します
  • 求人票の法定明示9項目に学歴は入っていません(職業安定法5条の3第1項+同法施行規則4条の2第3項)。学歴の欄が無い会社が多数派であり、判定しようとせず確認先を作るのが現実的です

編集部の結論を、軸ごとに書きます。現場の技能を積み増しながら収入を上げたい人には、確認したうえで検討する価値があります。溶解・配合・受入検査・工程管理・設備保全はいずれも社外で通用する経験で、募集要項に中途の枠があり、勤務地が生産拠点に固定されているためです。休日と時間を最優先する人には、積極的には勧めません。年間休日111日は、編集部が確認してきた同業の募集要項(123日・124日)より少ない側だからです。現職で交替勤務の経験が積み上がっていて、賃金にも労働時間にも不満がない人は、いま動く必要はありません。

今日やることは1つです。「黒谷」ではなく「MERF」で採用ページを開き、応募資格の欄に学歴の条件が書かれているかを自分の目で確かめてください。書かれていなければ、そこが最初の質問になります。

黒谷の応募条件を他社と比較するための企業一覧で、ほかの企業の学歴要件も確認できます。

※本記事は一般的な情報提供であり、各社の採用方針・募集内容は変更されることがあります。応募を検討する場合は必ず公式採用ページで最新の募集要項をご確認ください。個別の労働条件・制度の適用については、都道府県労働局・労働基準監督署・ハローワークなどの公的窓口へご確認ください。


訂正履歴

  • 2026年8月23日|見出し「黒谷とは?企業概要と事業内容を紹介」ほか記事全体:「黒谷株式会社は、非鉄金属のリサイクルや合金製造を主力とする企業です。」を「黒谷株式会社は、2025年1月1日に『株式会社MERF(マーフ)』へ商号を変更しています。」に修正しました。理由:2025年1月1日付の商号変更を反映しないまま、旧商号を現在の社名として記載していました。
  • 2026年8月23日|見出し「黒谷美術や株式会社MERFなどグループ全体の特徴」:「また、グループ会社には美術品の制作を手掛ける黒谷美術や、金属リサイクルの株式会社MERFなどがあり、事業の幅広さが特徴です。」を「株式会社MERFは、黒谷株式会社が商号を変更した会社そのものです。」に修正しました。理由:株式会社MERFを黒谷株式会社とは別のグループ会社として記載していましたが、両社は同一の法人です。同じ誤りにより、グループ企業を並べた表にも「黒谷株式会社」と「株式会社MERF」を別法人として掲載していました。

参考・出典